2006年12月1日

少子化白書

少子化白書平成17年度版が公表されました。

何をいまさらである。大体において平成16年が白書第一号って遅すぎますよ。内容を見るとエンゼルプランは平成7年度にスタートしたとありますが、この10年は何だったの?って状態です。深刻さがまったく分かってませんでしたね。

コチラにある背景を読んでもらうとわかりますが、政府は未だに状況をぜんぜん分かってませんね。

もちろん少子化に至る原因は複雑多様です。けど根本は国が抜本的な対策を打ってこなかったことにあるんです。少子化対策なんて難しいようで案外簡単なのではないかと思います。

簡単に言えば「子どもを産むのがエライ」「子供をつくらないと損」みたいな状況を作り出せばいいんです。経済的援助が一番効果的でしょう。年金のような手当てを作って、それを充実させるのが一番です。国民は将来への投資だと思えばいいんです。

周りの友人たちを見ていると、子供が出来てしまえば、どんな状況であってもそれはそれは全身全霊かけて子育てしてます。でも2人目、3人目となると、なかなかそうは行きません。疲弊しきってます。統計上見ていると、少子化の一番の原因は全く子供を作らない夫婦が増えていることで、子供を産む人たちに限って言えば、その人が産む子どもの総数にあまり違いはないようなのですが、やはり対策を考える上ではすでに子供を育てている人たちに耳を傾けるべきでしょう。

子どものいない人たちにどうすれば子どもを作りますか?といくら聞いてみたところで、そう簡単には変わりません。それよりも実際に子供を育てている人たちが、子供を育てやすい環境にしてあげることが、遠回りでも子なし夫婦を減らすのに効果的なんだと思います。

具体的なことについては、また別の機会にでも。

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