2006年11月29日

アメリカ中間選挙を考える

坂本弁護士とその家族が行方不明になった事件をきっかけにオウム真理教問題を追い求め、一躍ときの人になったジャーナリスト江川紹子さんのコラム。

ぜひ、リンク先を読んで見てください。私がアメリカ人の行動に対して感じていることを的確に代弁してくれています。

要点は次の2点に集約されています。(””は引用)

”裏を返せば、アメリカ国内の経済への影響が少なければ、イラクで何万人が死んでいようと、国際的な批判が高まろうと、さしたる問題にはならなかっただろう。” ”アメリカの大統領は、その判断によって様々な国の人々の生活や命が破壊されたりするなどの、強大な影響力を持つ。けれども、その政治権力(大統領や議会)は、実は基本的には極めて内向きなアメリカ国民の感情によって選ばれる。だから、日本の私たちの命より、アメリカ国内のガソリンの値段の方が、アメリカの政権にとっては大事、という事態もありうる。”

”それにしても”うんざり感”が、(どうせ何をやっても……)という無力感に結びつくのではなく、(だったら政治を変えよう)という前向きな行動に結びつくアメリカには、やはり草の根レベルの民主主義というものが息づいている。”

特に後者は私が多くの日本人に向かって訴えたいことです。民主政治である限り、国民は政治を変えることができるのです。これを忘れてはいけません。無駄と思う前に、目の前のものから最善の選択を行うことが重要です。投票しないということは、権利の放棄であり、政治についての不平不満をいう権利は与えられません。

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