2007年10月30日

Savannah Film Festival

今年もサバンナでSCAD主催による映画祭がただいま開催されています。

SCADとは"Savannah College of Art and Design"「サバンナ芸術デザイン大学」のことを指します。1978年設立の新しい学校(私立)です。名前から分かるように当初はジョージア州サバンナにメインキャンパスがありましたが、現在はアトランタの新キャンパスがメインのようです(詳しくはわかりません、ごめんなさい)。ホームページをご覧になるとわかりますが、新しくて勢いのある学校のようです。

サバンナに行くと町中いたるところにSCADの校舎があります。以前ご紹介したサバンナ観光案内でも、SCADに関連した場所がありました。いまやサバンナとは切り離せない存在です。


この映画祭、期間は10月27日から11月3日までの1週間です。すでに始まっていますが、まだ間に合います。お近くにお住まいの方は、映画三昧の生活が送れますね。ちなみに27日にはマイケル・ダグラスも受賞のために来場したようです。

詳しくはSCADのホームページをご覧ください(タイトルをクリックするとそのサイトが開きます)。

SCADの学生による作品もあるみたいです。さすが芸大ですね。

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2007年10月18日

アメリカから国際電話

先月、Vonageについて記事にしましたが(参照記事)、そのVonageから新しいサービスが発表になりました。


国際電話のかけ放題プランです。 (Vonageのサイト


主要17カ国に対してかけ放題のプラン(Basic wolrd plan)が、基本料金プラス月6ドルで利用可能です。残念ながら日本はこの対象17カ国の中に入っていません。

日本を含めて利用したい場合は、世界60カ国かけ放題のプラン(Enhanced World Plan、月15ドル)かアジア17カ国かけ放題プラン(Call Asia Plan、月10ドル)を利用する必要があります。

しかし、中国がBasic World Planに含まれているのに、日本が含まれていないのは、最近の日本パッシングを象徴してるんですかねぇ?

ほかのキャリアでも同様のサービスはこれまでも提供されていたようなので、Vonageが新たにその分野に参入したと見れそうです。それにしてもアメリカでも電話サービスの競争は激化しています。

利用者にしてみれば有難いことですが、ここまでくるとあとは企業側の体力勝負になるのではないでしょうか?結局、Only oneになれなければ退場するしかないのかもしれません。

私が調べた限りでは、日本を含むプランだと、BroadVoiceの"Unlimited™ World Plus"が$24.95/monthで最安値でした。*基本料金込み、ただし他の手数料を含めた実際の支払額は$30.42~

Vonageは基本プランには上記の"Unlimited International Calling Plan"は追加できないようなので、結局トータルで$34.99/monthになります。

このほかComcastなどのケーブルテレビ会社やVerizonなどの固定電話会社でもIP電話サービスを提供していますが、やはり自前のネットワーク網を持たないIP電話専門会社の方が、通話料や基本料金が安いです。

かけ放題プランを使わずに通常の国際電話をする場合は、2年前に比べてコムキャストは通話料が安くなっていますが、バネジは逆に高くなっていました(NYH2調べ)。これを見るとIP電話会社の優位性はなくなりつつあるようですが、それでも場合によっては毎月数十ドル程度の差が出ますから、よほどのことがない限り国際電話はIP電話会社を使った方がお得だといえそうです。

通話料(日本~アメリカ)
Comcast $0.10/min (2005/08) -> $0.09/min (2007/10)
Vonage  $0.05/min (2005/08) -> $0.06/min (2007/10)

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2007年10月16日

飛行機事故

今年4月にここビューフォートで行われた航空ショーで、アメリカ海軍のブルーエンジェルスの1機が演技飛行中に墜落した事故がありましたが、どうやらアメリカでは今年は演技飛行中の事故が相次いで起きているようです。

地元のビューフォートガゼット新聞によると、今年になってエアショーでの飛行機事故による死亡者がすでに6名を数えたとのことです。ここ15年の平均年間死亡事故は2.8件だそうですから、すでに倍以上の犠牲者が出ていることになります。

先月もビューフォートのエアショーに出場していた超ベテランパイロットの方(74歳)がヴァージニアのエアショーの練習中に墜落して亡くなりました。その前にも7月にオハイオで行われた航空ショーで、ビューフォートのエアショーにも出場されていた方が亡くなっています。

目撃者の証言からは墜落の原因はいずれも操作ミス(もしくは操縦異常)によるものと考えられています。

(記事では4月のブルーエンジェルスの墜落原因は、旋回中に松の木に当たったと書かれていました。以前記事にしたときは墜落の原因は特定されていなかったのですが、どうやら最初に伝えられたとおり低空飛行時に松の木に接触したのかもしれません。原因が特定されて書かれている記事を見るのはこれが初めてでした。)

関係者一同、未然に防ぎようがないこれらの事故に頭を悩ませています。それにしても、9月に亡くなられた方はアメリカのエアショー業界でも誰もが認める超ベテランパイロットだったそうですが、74歳という年齢を考えると、今後は事故を防ぐためにもある程度年齢で線引きしてもいいのかもしれません。

いずれにせよ平均で毎年3名近く亡くなっているのに毎年続けて開催されているのですから、F-1やNASCARなどのモータースポーツと比べると、相当にリスクの高い競技といわざるを得ません。これからエアショーを見るときは、もっと敬意を払って見るようにしたいと思います。

ブルーエンジェルスの事故で検索して来られる方が多いので記事にしてみました。

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2007年10月13日

South BBQ

今日はバーベキューの話。

日本にいたときはアメリカに行ったら本場BBQを堪能するぞ!と思っていましたが、いざこちらで生活をしてみると、それほどBBQを食べる機会がありません。もちろん日本にいたときよりは、ホームパーティーなどでBBQをいただく機会は多いのですが、アメリカのおうちでするBBQって、ハンバーガーを焼いたり、ホットドック焼いたりするだけのグリル料理がほとんどだったりするので、バーベキューって感じがしないんですよね。

どうやら日本人の想像するBBQとアメリカ人の想像するBBQというのは、少々違うものなのではないかと最近は思っています。

日本では「BBQ=アウトドアでする焼肉」というイメージがあると思いますが、アメリカでは上記のような家庭でするBBQもそうですが、お店で食べるBBQもいわゆる焼肉とは違います。リブ料理かもしくは肉の塊を丸ごと焼いた(燻った)ものをほぐした料理を指すことが多いように感じます。

*上記は私の個人的な感想ですので、「いや、違うだろ」といったご意見もあるかと思います。よろしければ皆さまのご意見をお待ちしております。

そういう意味では、本格的なBBQを食べる機会にはなかなか恵まれませんでした。

ここではそんな私の数少ないBBQ体験をご紹介したいと思います。

アメリカに来て最初のBBQ体験は、フィラデルフィア郊外にあるリブ専門店『Rib Crib(リブ・クリブ)』でした。友人に教えてもらってたどり着いた場所は、スラムに近い黒人街にある小さなお店。店員もお客も黒人しか見かけず、当時はカルチャーショックに近いものを味わいました。



BBQといえば『豚』が定番のようです。ちょっと意外ですよね。なんとなくビーフってイメージが強かったのですが、BBQレストランといえばポークの方が多いようです。


店内にある煉瓦の釜。ここでグリルしたてのお肉をチョップして、特製のソースに絡めて包んでくれます。ここはテイクアウトのみ。


これがそのBBQ。要は日本でいうスペアリブでしょうか。めさうまです。ここ以外では味わえない独特のソースです。あまりの強烈さに一発でファンになりました。

BBQの良し悪しは、肉質や焼き方ももちろん関係しますが、ソースが重要なポイントになります。そのため人気のお店はどこも特製のソースが売りになってます。


お次はノースカロライナ州アッシュビルの『12Bones(トゥウェルブ・ボーンズ)』。こちらも地元民御用達のお店といった趣でしたが、それなりに観光客にも開かれた雰囲気がありました。ただ街中からは遠く外れた場所にあるので、あらかじめ下調べしておかないとたどり着けません。ここもなぜか一見治安が悪そうなところにあるんですよね。


周りは窓ガラスのないビルディングが立ち並ぶスラムっぽい場所。大通りに面しているので、別にクルマでいく場合は危険な感じはしません。


お店のカウンター。BBQはフル(リブ12本)かハーフ(リブ6本)、それに数種類のソースから好みのソースを、さらに2種類サイドメニューを指定して注文。ソースも5種類くらいある上に、サイドメニューもたくさんあって迷います。


こちらがBBQプレート。さきほど注文したものにコーンブレッドがつきます。バーベキューソースはエキストラでさらに好きな味付けも可能。飲み物は別注文。ハーフで10ドル。ここは肉が旨かったです。フルでもいけたかも。骨までしゃぶりつくすというのがぴったりなsticky fingersなお店でした。


お次は日本人のもつBBQのイメージとはかけ離れたサザンスタイルのBBQ。バーベキューはサウスカロライナが有名なのですが、私が初めてこのタイプのBBQをいただいたのはテキサスのダラス-フォートワース空港のフードコートでした。テキサスはビーフを使うようで、そのせいかソースもそれほどこだわりが感じられません。


ピンボケしてますが、フランチャイズ『Dickey's(ディッキーズ)』のファーストフード。こちらはテキサス発祥ですが、全国レベル(といっても南部中心ですが)で展開していますのでご存知の方も多いかも。カナダやイギリスにも支店があるようです。



バーガータイプのサンドウィッチで一つ5ドルくらい。ここも注文すると、その場でローストビーフの塊をスライスし、それをチョップしたあとソースを絡めてバンにはさんでくれます。トロトロのお肉でぺロッといただけます。

私はまだ行ったことがありませんが、お店にはリブのBBQもあるようですね。この手のチェーン店で他に有名なのが、『Sticky Fingers(スティッキー・フィンガーズ)』です。こちらはテネシー州メンフィス発祥なのですが、サウスカロライナ州にもチャールストンをはじめとして多くの支店があります。


最後にご紹介するのが地元にある『Pink Pig(ピンク・ピッグ)』。サウスカロライナ・ジョージアでBBQフリークたちがお勧めする5本の指に入るお店です。




サバンナから車で20分くらいの田舎町にある上、お店のホームページもないので、おそらく口コミで知られる知る人ぞ知るお店です。場所はこちら。サバンナやヒルトンヘッドまで遊びに来られたらぜひ訪ねてみてください。

ここのBBQもリブ料理ではなくて、炙った(燻した)肉の塊をほぐして、特性のタレをかけていただくタイプです。


美味しいそうでしょ?こちらのお肉はポーク。あっさりしたやわらかいお肉です。日本で言うと脂っこくないチャーシューのトロトロ系に近いかなぁ~、という感じ。


特製BBQソースは全4種類。サウスカロライナバーベキュー組合によれば、伝統的なバーベキューソースは Vinegar and Pepper、Mustard、Light Tomato、Heavy Tomato の全4種類だそうですが、ここのお店のは Apple系が1種類、マスタード系が2種類、トマト系が1種類でした。どれも美味しくて甲乙つけ難かったです。


ちなみにネットの掲示板で知ったのですが、アメリカ人はBBQのことを"Q"って言うんですね。最初はなんのこと言ってるんだかわかりませんでしたよ(ーー; 掲示板でBBQ命な方々のコメントを読んでると、日本のラーメン通の方々に通ずるものを感じました。食べ物に関しては万国共通なのだな、とまた感心した次第です。


今月はサウスカロライナでBBQのコンテストが開催されるんですね。

"Carolina Q Cup"
October 26-27, 2007Hendrix Farms, Lexington, SC

タイトル見て誤解されませんように。決してカロライナの巨乳コンテストとかではありませんので、お間違えなく(^^;

観客は無料でその作品を味見できるようです。チャールストンからそれほど遠くない場所ですから、職場の友人を誘って行ってみようかな。お近くの方はぜひ!


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2007年10月12日

ドラッグストアから乳幼児用の感冒薬が撤去される?!

今日の気になったニュース。(ソース記事はタイトルをクリックすると開きます)

CVSやWalgreenを始めとするドラッグストアの店頭から2歳未満の乳幼児に対するかぜ薬の一部が撤去されるとの報道がありました。

FDAの調査によると1969年から1996年までの間に、decongestant(鼻づまり緩和剤、咳止めなどの総称)に関連した死亡が54件、抗ヒスタミン薬に関連した死亡が69件報告されており、そのほとんどが2歳未満の乳幼児だったことからの措置らしいです。

以前からオーバードース(過剰投与)による副作用が問題になっていましたが、ここ数年で乳幼児(特に乳児)に対する市販薬の効果が疑問視されるようになったことも背景にあるみたいです。

もともとアメリカの市販薬は容量もさることながら、4~6時間おきに服用しなければならなかったりするものが多いので、日本の市販薬に比べると過剰投与になりやすいように思います。

自己責任の国といえども、こればかりは個人差もありますし、医師の監督の下で服用するのがベターということなんでしょうねぇ。

というわけで、これからは咳や鼻水がひどい風邪の場合は、とりあえず市販薬で様子を見るのではなく、病院にいかなければならないみたいですね。

ちなみにタイレノールなどの解熱剤はこの対象に入っていませんのでご心配なく。

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2007年10月10日

根拠なき熱狂

今日のお題は"irrational exuberance"。

日本語だとタイトルの通り「根拠なき熱狂」とか「理由なき熱狂」と訳されます。この言葉が世界中を駆け巡ったのが今からおよそ10年前の1996年、前FRB議長のグリーンスパン氏がときの株式市場に対して発したことばです。それから数年して、2001年にアメリカのITバブルははじけました。1990年の日本市場しかり、なんでも行き過ぎると必ずその反動が来るのが世の常です。

いま世界中が好景気に湧いています(日本も戦後最長の好景気と言われて久しいですが、所得の上がらなくなった現在、日本の庶民にその実感はないかもしれませんね)。それに伴いBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)を始めとする発展途上国への資本の流入はとどまるところを知りません。

日本の株式市場も2003年を底に回復してきたとはいえ、これら発展途上国の株価の上昇は日本の比ではありません。下のグラフを見ていただければ一目瞭然ですよね(出典はYahoo!)。上が過去5年、下が直近1年の推移で、ブラジル(赤)、インド(黄緑)、ロシア(橙)、中国(黒)、米国(薄橙)、日本(青)です。




特にここ1年(グラフ下)を見れば、中国の株式市場はヒートアップしています。中国の世界経済に占める大きさがクローズアップされるにつれ、アメリカでも中国の存在感は増すばかりです。もちろん中国株式市場の成長は外資によるものばかりではなく、中国自身の経済成長によって得た資本の増加によるところが大きいわけですが、さすがにその過熱感から"Irrational Exuberance"が囁かれています。


で、ようやく本題です


この「根拠なき熱狂」を中国語ではどのように表現するかご存知ですか?



『無理心中』

。。。じゃなかった(^^;

『無理熱心』(Wu Li Re Xin)

と書くそうです(ソースはこちら)。実はこれが書きたくて、記事にしたんです(^^ゞ(てへ)



このまま中国語でgoogleっても検索結果にはほとんど出てこないので、その真偽のほどはわからないのですが、直感的で面白いですね。

ソースのブログ記事では、新興国全体(主にアジア)と中国のETF(Exchangable Trade Fund, 上場投資信託)を比較してその説明がなされていました。

まあ、バブルははじけてみるまでわかりませんし、実際アメリカも日本もバブルだバブルだと騒がれてからはじけるまで1年以上はあったように思います。

中国に限らず新興国の成長は今後も続くでしょうし、いずれ調整が入るにしても、長い目で見れば新興市場への投資は魅力的ですね。

日本の低金利が続く限り、今後も日本の個人資産はこれらの国へと流入し続けるでしょう。参考までに各国の政策金利&その推移もオマケで載せておきますね(上は10月5日時点のもの、国名はguessしてくださいませ)。



これを見て「20%も利子がつくの?!」なんて思う方もいるかもしれませんが、そういう国のインフレはひどいもんですから、実際はマイナスだったりします。その辺はよく調べてみないとわかりませんけどね。

ポイントは一つ。

これらのグラフから10年後、といわずに3年後の世界経済を想像するとワクワクしてきませんか?「世界は一つ(大前氏のいうボーダレス)」というのが身をもって分かるこの頃です。

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2007年10月9日

ビューフォートという町

たまには地元ネタを。

ここビューフォートはアメリカ史においては非常に歴史のある町で、アメリカが独立する前、1711年に出来た、サウスカロライナ州ではチャールストンに次いで2番目に古い町です。それもそのはず、1562年にフランス人がアメリカ大陸で一番最初にコロニーを作った場所が、ここビューフォートにあるパリスアイランドだそうです。またスコットランド人が最初に開拓した場所もここビューフォートにあります。
*ちなみに アメリカ本土で一番古い都市セントオーガスチンが出来たのが1565年です。
*パリスアイランドは今ではアメリカ海軍の基地として使用されており、残念ながら普段は一般の人は入れません。

アメリカ人にもあまり知られていませんが、実は現在は州都コロンビアにあるサウスカロライナ州立大学も最初はここビューフォートにありました。 *当時の校舎が今ではビューフォート校北キャンパスとして使われています。

このあたり一帯は奴隷貿易で栄えた場所でもあり、黒人(アフリカンアメリカン)最初の学校もここビューフォートにあります。

そんな歴史ある場所も、南北戦争で南軍が敗れたため、今では当時の繁栄が嘘のように小さな街並みが残っているのみですが、幸か不幸かそのおかげで、今でも当時と同じようにマーシュ(草の生い茂る干潟)と河、海に囲まれた美しい自然が広がっており、こうした独特の地形が生み出す美しい景色は映画のスクリーンでもよく使われています。それ由ビューフォートという地名を知らない人でも、ここビューフォートの景色を見たことがある人は結構いるはずです。

Wikipediaによれば、ビューフォートが舞台となった映画として、

などが挙げられています。

中でも日本人に一番有名なのが『フォレスト・ガンプ』でしょうか。あのフォレストがエビ漁をしている場所が、ここビューフォートです。まあ、だいぶ昔の映画ですので、思い出せない方もいることでしょう。でも写真を見ていただくと、なんとなくイメージが湧いてくるのではないでしょうか?




先日、その映画の撮影現場の近くにあるお店へ、ビューフォート名物料理のシュリンプバーガーを食べに行ってきました。

Shrimp Shackmap

1925 Sea Island Pkwy, St Helena Island, SC 29920

日曜定休。

話によると、ここであのトム・ハンクスもシュリンプ・バーガーを食べたそうです。


ここはビューフォートの市街地からクルマで20分ほどの町外れにポツンと建っているファーストフード形式のお店なのですが、観光客から地元民にいたるまで知る人ぞ知る人気のお店です。

メニューはシュリンプバーガーのほか、各種フライ盛などがありました。シュリンプバーガーはレギュラーサイズ($6)とスペシャルサイズ($7)があるのですが、せっかくなのでスペシャルを頼んでみてください。サイズが随分と違うので、お得感が高いと思います。

周りはサクッと軽く、中身はモッチリした生地にエビ特有のプリプリ感のある独特の食感でした。味は薄めですので、お好みでケチャップやマヨを足していただきます。


お隣ジョージア州のサバンナにフォレストがバスを待つ公園があることは有名な話ですが、ビューフォートがエビ漁の舞台になったことは日本ではあまり知られていないと思います。サバンナからチャールストンをハシゴする予定がある方は、興味があればビューフォートにも寄ってみてくださいね。

トリビア的ではありますが、こちらのサイトもご参考にどうぞ。

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2007年10月4日

未来のクルマ?



タイトルの通り、今日はクルマネタ。

写真は2~3日前に予約が開始された「Aptera」というアメリカ版電気自動車。日本でも話題になってますでしょうか? (タイトルをクリックするとメーカーのサイトが開きます。音が出ますので注意!)

電気自動車といえば、その歴史はハイブリッド車よりもずっとずっと古いのですが、日本では普段の生活ではなかなか見かけませんよね。アメリカだと自動車というには抵抗がありますが、カート(いわゆるゴルフカート)はかなり充電式が普及しています。郊外のデベロップメントやアパートなんかには必ずおいてあります。歩行者の多い住宅地や町内の移動などには、手軽で経済的で便利なんでしょうね。

この辺はゴルフ場も多いせいかカートの需要が高いのか、町内だけでもYAMAHAの代理店が2軒もあります。YAMAHA侮れません。

と、話がそれたところで、本題に戻りまして、





「Aptera」(ギリシア語で"羽なし"の意)ですが、写真で見る限り、なかなかオサレなクルマです。予定では、オールエレクトロクスとハイブリッドの2タイプ。

これまでの電気自動車の最大の欠点はフル充電でも航続可能距離が短いこと。それゆえタウンコミューターとしてしか使い道がありませんでした。「Aptera」もフル充電で最高120マイル(約200km)ですが、これならまあ通勤程度であれば日常の足としても使えそうです。ハイブリッドに至っては小型ディーゼルとの組み合わせで、リッター120km以上走るそうです。

その理由は、軽量かつ空気抵抗の少ない3輪車だから。

馬力は推定25馬力(19kw、未だにこの表記には慣れない)しかありませんが、最高速は95mph(約150km/h)ですから必要十分です。

空気抵抗はCd値0.11と驚異的な数字を叩き出しています。プリウスやインサイトが0.26とか0.25というレベルですから、これはもう3輪車にしか出来ない荒業でしょう。

車重400kg未満で、どのように安全衝突性能を確保するのか分かりませんが、ウェブサイトによればフロントの緩衝材やシート構造、サイドインパクトバーなどによって安全が確保されているそうです。まあ、普通に考えれば、これは普通自動車ではなく、モーターサイクル(2輪など)のカテゴリーに入りそうです。

アメリカ人の中には「今から自動2輪の免許とらなきゃな!」とか言っている人もいるとかいないとか。

電気自動車や燃料電池車をはじめ、次世代のクルマの話題はつきませんが、日本みたいな狭い国土の国は商用車なんかは電気自動車にした方がトータルのコストは安上がりのような気がするんですけど、どうなんでしょ?

日本にいたとき真面目にチョロQを買うかどうか悩んだ自分には、$30,000以下というプライスの「Aptera」はかなり魅力的なクルマに映るのでした。

お金のある人は、こちらもどうぞ。http://www.teslamotors.com/


こんな場面がフラッシュで出てくるあたり、ターゲットは裕福なご年配の方なんでしょうかね?一番上の写真は確かプリウスにもこんな感じのイメージ写真があったような気がします。

(写真は全て Aptera Motors, Inc. のサイトから転載させていただきました)

"Aptera" Google ヒット数 787,000(Eng), 28,200(Jp)

(10/09/2007追記)
自動車評論家の舘内氏のコラムにEV(電気自動車)の記事が掲載されていました。日本では新世代のEVがすでに実用一歩手前のようですね。個人的にはバッテリーの信頼性の問題がクリアできれば、ガソリン高騰を背景に今後EVが急速に拡大する可能性を秘めているように感じます。中国などの大気汚染が深刻な問題になる地域では、多少信頼性が低くても政策として安価なEVを推進する可能性もあるように思えます。数年前に大手家電メーカーと自動車メーカーで組んで「Will」などの企画車を作ったことがありましたが、今後はF-1以外でこの分野でTOYOTA&Panasonicのコラボが見られるかもしれませんね。ちょっと楽しみです。


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