2007年10月16日

飛行機事故

今年4月にここビューフォートで行われた航空ショーで、アメリカ海軍のブルーエンジェルスの1機が演技飛行中に墜落した事故がありましたが、どうやらアメリカでは今年は演技飛行中の事故が相次いで起きているようです。

地元のビューフォートガゼット新聞によると、今年になってエアショーでの飛行機事故による死亡者がすでに6名を数えたとのことです。ここ15年の平均年間死亡事故は2.8件だそうですから、すでに倍以上の犠牲者が出ていることになります。

先月もビューフォートのエアショーに出場していた超ベテランパイロットの方(74歳)がヴァージニアのエアショーの練習中に墜落して亡くなりました。その前にも7月にオハイオで行われた航空ショーで、ビューフォートのエアショーにも出場されていた方が亡くなっています。

目撃者の証言からは墜落の原因はいずれも操作ミス(もしくは操縦異常)によるものと考えられています。

(記事では4月のブルーエンジェルスの墜落原因は、旋回中に松の木に当たったと書かれていました。以前記事にしたときは墜落の原因は特定されていなかったのですが、どうやら最初に伝えられたとおり低空飛行時に松の木に接触したのかもしれません。原因が特定されて書かれている記事を見るのはこれが初めてでした。)

関係者一同、未然に防ぎようがないこれらの事故に頭を悩ませています。それにしても、9月に亡くなられた方はアメリカのエアショー業界でも誰もが認める超ベテランパイロットだったそうですが、74歳という年齢を考えると、今後は事故を防ぐためにもある程度年齢で線引きしてもいいのかもしれません。

いずれにせよ平均で毎年3名近く亡くなっているのに毎年続けて開催されているのですから、F-1やNASCARなどのモータースポーツと比べると、相当にリスクの高い競技といわざるを得ません。これからエアショーを見るときは、もっと敬意を払って見るようにしたいと思います。

ブルーエンジェルスの事故で検索して来られる方が多いので記事にしてみました。

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