2007年1月26日

アメリカン スーパーマーケット (サウスカロライナ編)

以前にアメリカンスーパーマーケットについて書いた記事(リンク)があるのですが、あのときはフィラデルフィアに住んでいたので、その周辺のスーパー(グロウサリーストア)の名前しか知りませんでした。日本だって関東と関西、またその他の地方によって、メジャーなスーパーやコンビニが違うように、ここアメリカでも州や地域によってスーパーの勢力図に大きな違いがあるようです。

まずはビューフォートで見かける主なスーパー(食料品を扱っているいわゆるスーパーのみ)の名前をざっと挙げてみます。

☆ Publix (パブリックス)
☆ Bi-lo (バイロー)
☆ Piggly Wiggly (ピグリーウィグリー)
☆ Food Lion (フードライオン)
☆ Wal-Mart (ウォルマート)
☆ Kroger (クローガー)
☆ The Fresh Market (フレッシュマーケット)

この中に皆さんのなじみのスーパーはありますか?多分、私が知らないだけで、他にも大手のスーパーはあると思います。

私自身はこちらに来るまで、上記のうちウォルマートを除いた他のスーパーは見たことがありませんでした(多分クローガーとかはあったのに気が付かなかっただけかも)。つまり同じ東海岸でも上と下(北と南)でスーパーも全く違うわけです。

さらにチャールストンまで地域を広げると

☆ Costco (コスコ)
☆ Whole Foods (ホールフーズ)

などのおなじみのスーパーもちゃんとあります。

ちなみに上記の中で我が家が一番利用するのはウォルマートです。実はここビューフォートには数年前に出来たそうで、引っ越してきたときに周りの人に自慢されました(笑、こんなことが自慢になるくらいの田舎なのです)。 ウォルマートは同じカウンティ内のヒルトンヘッドやブラフトンにもありますが、いずれも巨大な売り場面積を誇ります。

フィラデルフィアのセケーンにあった”ウォルマート”には、生鮮食品は置いていませんでしたが、こちらの”ウォルマート”は生鮮食品も普通のグロウサリーストア並に揃っていて、ここ一つで全ての買い物が済むようになっています。

他のスーパーに比べて、全体的に安いものが多いのですが、かといってクオリティーの面で最低かというと必ずしもそうではなく、平均レベルだと思います。ただ回転がよすぎるのか、欲しい品物がなかったりすることも多いので、我が家では生鮮食品などは”パブリックス”で購入することが多いです。

このパブリックスの自社製品はパッケージがシンプルで、日本人受けするものが多いように思います。また全体的に外れも少ないので、我が家では結構いろいろと愛用して使っています。

また、ときどきオーガニック系の食品(少し高級だけど美味しいもの)を購入したくなったときには、ヒルトンヘッドにあるスーパー(The Fresh Market)まで足を延ばしています。ここは地ビールも一番種類を取り揃えているので、私のお気に入りのスーパーの一つです。

ピグリーウィグリー(ふざけた名前ですが)やフードライオンは、どうも陰気臭いので我が家ではほとんど利用していませんが、バイローはときどき新鮮な野菜を特売しているので、たまに利用しています。

一口にスーパーといっても、それぞれが微妙に違っているので、ものによってはあのスーパー、このスーパーと使い分けて利用するのが普通なのかもしれません。

ちなみに全米のスーパーマーケット事情について2つの興味深い記事を見つけたので、リンクしておきます。よろしければどうぞ(って、勝手にリンクしておいてこういうのもなんですが、お許しを)。

アトランタの食品マーケットアトランタ ブログ:Big A'
ウォールマート、スーパーセンター全米での競合状況を見る!食品スーパーマーケット最新情報

2007年1月21日

そのまんま東(東国原英夫)知事誕生に思う

海外にいると日本の空気を肌で感じることができないのですが、今日一番のサプライズがこれ。

投票率は64.85%だったことから、かなりの浮動票があったことになります。投票率が高くなったのは、とても喜ばしいことだと思いますが、その結果が「そのまんま東」知事の誕生に繋がったかと思うと個人的には複雑な心境です。

そのまんま会のサイトにあるマニフェストを読みましたが、特段注目できるような政策はなし。

念のため、他者2氏のサイトを見たところ愕然としました。

マニフェストについては、二人ともわずか1ページ程度の内容しかありません。

東国原氏を除いた2氏は元官僚です。結局、これが今の日本の現状を表しているのだと悟りました。

ともに進学高校(ラ・サール、開成高校)卒から東大卒のいわゆるエリート。かたや犯罪歴もあるお笑い芸人。にも関わらず後者が選挙戦を制したわけです。

最初、私がこの記事を書き始めたときは、「なんで宮崎の県民はそのまんま東氏なんかを選んだのだ?」と書くつもりでいたのですが、3氏のサイトを見ている内に、他の2氏が自滅したのではないかとの思いに至りました。

マニフェストの大筋には3者の相違はそれほどないように見えます。ということはあとは具体的な実現方法についていかに説得力を持っているかということになりますが、東国原氏を除いて、サイト上に具体的な説明はありません。持永氏も数字を挙げてはいますが、細かい説明はありません。東国原氏も細かいことを言えば突っ込みどころは多いのですが、それでも比較論として他者2氏よりはずっとましです。

いまどきインターネットのホームページを最大限利用できない候補がいくら政策を説いたところで、なんの説得力も持たないでしょう。 2氏がその点に気づいているのかどうかわかりませんが、少なくとも政策作成に関わってきた人たちが、こうして公の場で個人名でダイレクトに説明できる場に立ちながら、まったくそれをしていなかったことは明らかです。

2氏の経歴などを見ると、どちらも東国原氏よりは、宮崎の産業育成の実現には長けていると思います。実行力もあるでしょう。しかし、「県民一人一人の立場に立った県政ができるか?」といえば、「ノー」なのだと思います。

東国原氏は今回の選挙で対抗馬に本当の政治家が出てこなかったのを幸いだと思い、ぜひ地方政治のあり方について一石を投じて欲しいと思います。 ただ、これまでのタレント政治家を見ていると、道は険しいのではないかと予想します。くれぐれもスキャンダルで幕を閉じることのないようにして欲しいものです。

Hominy Grill

南部料理 グリッツ の美味しいお店。MUSCから徒歩圏内。

Hominy Grill 
場所はコチラ
お店のサイトはコチラ



今日は以前からブログを通してやり取りしていたCharlestonSunriseのCharlestonさんと初対面(いわゆるプチオフ会)してきました♪

待ち合わせ場所はチャールストンダウンタウンから少し外れたMUSC(サウスカロライナ医科大学)近くの軽食レストラン。CharlestonSunriseで紹介されているグリッツの美味しいお店として有名なHominy Grill。お店に広い駐車場が併設されているので、郊外からでもアクセスしやい場所です。

駐車場に現れたのはきれかわいい女性。軽く挨拶をしてお店の中に入ることに。

こちらがお店の入口。日本でいえば、軽食喫茶店といった雰囲気のお店。

お店のホームページにあるように南部家庭料理がいただけます。
中はこんな感じ。客層はほぼ100%白人。老夫婦から若者まで気軽に利用できるお店です。

土曜日のお昼時とあって、駐車場も満車で、中は混みあっていました。

こちらがCharlestonさんお勧めのエビグリッツ(Shrimp sauteed with scallions, mushrooms & bacon over cheese grits 、$10.95)。

かな~り、よいお味です。エビも大きくて歯ごたえプリプリでした。真面目にお勧めできます。グルメな日本人でもうなること間違いなし。

こちらもお勧めの ポテトケーキ(Salmon potato cake with poached egg、$8.75)。ポーチドエッグとポテトのコンビネーションがグッドでした。

こちらはオムレツ(Low country omelette: red rice with shrimp gravy with homefries & toast、$6.75)。日本のオムライスのように中にはレッドライスが包まれていました。これもヤム♪

ブレッドはホワイトとホールウィート(全麦パン)から選べるようになっています。自分は注文するとき何のこといってるのかわからなかった(^^;
コーヒーカップにはこのお店のトレードマークのチーズグリッツのイラストが。

お店の外壁にはグリッツをサーブする白衣の女性が描かれています。これって病院の看護婦さんをイメージしたものなのか、それとも昔の部屋着なのか謎です。


















1時間ほどブランチを摂りながら、楽しいひとときを過ごし、お店をあとにしたのでした。

2007年1月19日

日本食材の入手方法

先日、ここビューフォートでの日本食材の入手方法について少しだけ書きましたが(リンク記事)、今日はお隣ジョージア州サバンナにあるスーパーマーケットのご紹介。


最初にネット検索で見つけた、ここビューフォートにあるアジアンマーケットに電話してみたところ、数年前にお店を閉じたとのこと。元から期待はしていなかったのですが、どうやらこの町にはオリエンタルフードマーケットはないようです。

ビューフォートはサウスカロライナ州沿岸部の南端にあって、生活圏は同じ州の少し北にあるチャールストンではなくて、ジョージア州にあるサバンナと一括りにされます。ラジオやテレビなどのCMでも「ビューフォート、サバンナ、ヒルトンヘッドアイランドの~」と宣伝しているものがほとんどで、距離的にもここからチャールストンまではクルマで約2時間ですが、サバンナまでは1時間圏内です。

チャールストン近郊にもアジアンマーケットはいくつかあるようなのですが、とりあえず自宅から近いサバンナの方を見て回ることにしました。

ネットでは3軒ほど探し出したのですが、うち1軒は実際には見つけられず、ここでは残りの2店舗をご紹介します。


まず一軒目は Han Me。 (場所はコチラ

在米日本人には親しみ深いコリアンマーケットです。
ご夫婦で経営されてます。ご主人の話によると、結構日本人客もいるようなのですが、私たちが2回来店した限りでは、客層の半数は白人で、残りがエイジアン(ほとんどが韓国人)といった感じでした。品揃えは痒いところに手が届くとはまさにこのことで、保存食品は必要十分以上のものが揃っています。フィラデルフィアのハナルンと決定的に違うところは、生鮮食品がほとんど置いてないこと。白菜、韮、大根といった、キムチに使う野菜は置いてありますが、それ以外はありません。もちろんお肉やお魚もありません。冷凍食品(餃子、シーフードなど)や焼きそば、うどんのほか、納豆などはあるので、特に不自由することはないと思いますが、そんなわけでフィラデルフィアのときほどコリアンマーケットを利用することはなさそうです。残念ながら我が家のお気に入りの韓国ポテトラーメンは置いてませんでした。

サバンナの郊外にあるコリアンマーケットです。 左の写真のようにコンビニ程度の大きさの店構えです。






この辺ではアジア人をほとんど見かけないことから、品揃えもまったく期待していなかったのですが、侮るなかれ!必要最低限のものはほとんど手に入ります。







お米はもちろんのこと、お味噌やその他調味料も揃ってます。商品は日本製と韓国製が3対7くらい。価格はフィラデルフィアにあった韓国マーケットよりは少し高めです。

ご覧のようにCook Doシリーズなどもありました。

不満といえば、野菜類がほとんどないこととお米も「錦」以上のものは置いてないことくらいでしょうか。










お次は Hong Tan。 (場所はコチラ

町外れの如何にもそれっぽい場所にあります。こちらも家族で経営されている感じです。置いてあるものなどからおそらくベトナム人の経営者だと思うのですが、よくわかりませんでした。客層はほぼアジア人のみ。店内はやや薄暗くて、手前に食品、奥に雑貨などが並べられています。調味料などは、中華&東南アジア系のものばかりで、日本や韓国のものはほとんどありませんでした。生鮮食品も多少は置いてあるのですが、どれも新鮮な感じがせず、買う気がおきませんでした。変わった調味料もあるので、この手のスーパーがお好きな方には楽しめるところだと思います。

こちらも街の中心部からは少し離れたところにありました。

おそらくベトナム系のお店だと思います。

店内は奥行きはあるのですが、さきほどのHan Meよりも狭いかなぁ?

やはりコンビニに近い感じです。

こちらはご覧のように中国製品もかなりの割合を占めています。
歌手のポスターなどが張ってあるあたりも、フィリーのベトナムマーケットと雰囲気が似ています。

このお店も野菜の品揃えはあまりよくありませんが、どれもアメリカンマーケットでは手に入らないものばかりです。
















2店舗を比べると圧倒的に Han Me に軍配はあがりますが、Hang Tan でないと手に入らないものもありました。特に電気ポットなどの電化製品が必要な場合は、こちらで入手できます。

結論としては、どちらも調味料などの調達には十分ですが、和食にこだわる向きには物足りないお店だと思います。それでも、ぜいたく言ってられません。今の自分たちには、ありがたいお店です

2007年1月15日

Hyman's Seafood Restaurant

チャールストンのダウンタウン中心部にある有名なシーフードレストラン。
ハリウッドスターも訪れる南部料理を気軽に楽しめるお店です。

”チャールストンといえばシーフード”といってもいいくらい、ダウンタウンにも数多くのシーフードレストランがあります。この町を訪れたら、是非ともシュリンプ、クラブ、オイスターなど、新鮮な魚介類を堪能してくださいませ。

【場所】map
215 Meeting St.
Charleston, SC
(843) 723-6000

【営業時間】
11:00-23:00


ミーティングストリートに面した店舗。1890年創業の老舗です。正面中ほどが入口になっていて、向かって左がレストラン、右がギフトショップになっています。週末はいつも店頭にたくさんの人が並ぶ人気のレストランです。








2Fはすべてテーブル席になっていて、外からは想像できないほど店内は広いです。ご覧のように壁にはハリウッドスターを始め、お店を訪れた多くの著名人のサイン入りディッシュが飾られています。この辺は日本と一緒ですね。








席に案内されると、テーブルにはこれまでに訪れたスターのプレートがいくつも打ち付けられていました。なんとここはケビンコスナーが座った席みたい。なんかこういうのはミーハーだけど、わくわくしますね。








こちらが今回ランチに我々のグループ(3人)が頼んだ料理です。お昼からちょっと欲張りすぎたかな?と思えるボリュームでしたが、ちゃんと食べきりましたよ。お勧め料理にはメニューに印がついているので、そちらを参考にされると外れは少ないかと思います。






こちらがこのお店のお通しの『茹で落花生(Boiled Peanuts)』。写真で見るとなんかおいしそうでしょ?お味は食べてみてのお楽しみ♪ということで。











こちらはお店で人気ナンバーワンのアペタイザ。エビ、ホタテ、牡蠣、クラブケーキ、サーモンから選べます。我々はクラブケーキをセレクト。期待通りちゃんと身の詰まったカニコロッケでしたよん。









こちらは南部料理の『グリッツ』。おそらくほとんどの日本人の方にはなじみのない料理だと思います。私もこちらに来るまで名前できいたことはありましたが、食べたのはこれが2度目。簡単にいうとアメリカのお粥です。材料はトウモロコシの皮を取り除いたものを荒く轢いたもの。見た目はアワやヒエのようですが、食感はよりモチモチとしてて、お粥とオートミールの中間の食感です。口の中に残る感じは全くなく、日本人にもとても食べやすい料理だと思います。お粥よりは正直重たいですけどね。ちなみに写真はサーモングリッツをセレクト。

こちらもご存知南部料理の代表ともいえる『揚げトマト』。フライドグリーントマトです。実は食べるのはこれが初めてだったので、このお店がスタンダードといえるのかどうかはわかりませんが、トマトというよりは玉ねぎやおイモのフライに近い感じで、ホクホクとした食感にトマトの酸味がかすかにして、かなりの美味。出来たてでいただくと、人によっては病みつきになるのでは?と思えるほど、常識を覆した料理でした。


こちらはおなじみのプラッター。いわゆる『フライの盛り合わせ』です。フライのほかにも数種類の中からお好みで選べます。我々は”Any5”という5種類をセレクトできる盛り合わせを頼みました。ちなみに頼んだのは、牡蠣フライ、カラマリ、バッファローシュリンプ(バッファローチキンウィングのエビ版)、サーモングリッツ、ムール貝です。かなりお得なのではないかと。。。なんでもちょこっとだけ食べたい日本人向けのメニューですね。



こちらはフィリーから来たK氏に是非食べていただきたかったソフトシェルクラブ。メニューには「初めての方にはお勧めしません」とあったので、店員さんに理由を聞いてみると、「クセがあるので、食べなれていないと好まない人も多いから」とのこと。そんなら我々日本人にはドントケアです。ただし時価とあるので、一応値段も尋ねておいたのですが、$6.95とリーズナブルなお値段でした。お寿司屋のマーケットプライスとちがってホッとしました(笑)


これだけ食べてビール1本と合わせてチップ込みで$74。まあ、お昼にしてはやや豪勢だったかもしれませんが、南部料理を堪能した一食でした。

食べてる最中にお店の人が回ってきて、ワッペンを配ってくれますが、どうもそれをつけていると街中でも割引特典がある模様。

あと会計するとかわいいシールももらえます。またレシート($30以上)を持ってギフトショップで見せると、割引特典が受けられます。かわいらしいTシャツが$5以下で買えました。定価は10ドル以上しますから、お土産にいかがですか?

我が家はサウスカロライナ州の州章の月が魚の骨に変わったTシャツを購入しました。なんかこの手のデザインTシャツのマニアになりそうです(笑)

リンク先のCharlestonSunriseさんのところでも紹介されていますので、そちらもぜひご覧ください。

2007年1月7日

日本食材の入手 ~プロローグ

サウスカロライナに引越しするにあたって一番気になっていたのが、「日本食材をどうやって調達するか?」でした。

和食ブームが手伝って、アメリカのスーパーマーケットでも豆腐とお醤油くらいは手に入りますが、お米やその他の調味料というのは普通のスーパーマーケットには置いてません。その割にはお寿司とかが、お惣菜コーナーに普通に売ってたりするんですけどね。(注)ひょろ長いお米は置いてありますけど、さすがに炊いて食べるのは無理があるような。。。

いろいろと調べてみたのですが、ここビューフォートにはアジアンマーケットは皆無なようで、お隣(といっても遠いけど)チャールストンかサバンナには、オリエンタルマーケットがあることがわかりました。

そのうちサバンナには3軒ほどあって、うち2軒がベトナム系、1軒が韓国系でした。

ベトナム系の2軒は、コンビニ以下の品揃えで、正直あまり使えそうもありません。韓国系のお店は、そこそこ充実していて、お米は「錦」(日本で言えば標準米って感じかなぁ)が置いてあり、調味料もキューピーマヨネーズやお味噌などもあって、とりあえず最低限のものは揃う感じでした。なにはともあれ、お米さえ手に入れば一安心です。


ところが、あることを契機に事態は急展開を迎えます

職場の人の紹介で美容院に行ったら、なんとそこで日本人の方に遭遇!!まさかこんなところで日本人に出会うとは!と思っていたら、その方いわくここビューフォートには少なからぬ日本人が暮らしているとのこと。

そしてその方の伝で、日本食材を共同購入することができるようになったというわけです。お刺身からはんぺんまで、ほぼなんでも手に入ります。しかも、あんまり高くない!

う~ん、素晴らしい。

そんなわけで、この間はアジの開きも食べましたし、つぼ漬けやしば漬けといったお漬物のほか、おまけにいただいた鯛のあらで、あら汁までいただいてしまいました(^^) お米も我が家のお気に入り「かがやき」のほか、幹事さんお勧めの「望」も購入することができ、毎日おいしくいただいております。

いやー、アメリカの食材でも、慣れればそれなりに美味しいものがあるのは分かったんですけど、やっぱりご飯にお味噌汁とかってゴールデンメニューなんですよね、日本人にとっては。

そんなわけで、予想外に充実した食生活を送ることができ、ありがたいことです。

入手方法の詳細はまた別の機会に。

2007年1月4日

暖冬

今年度はアメリカ中西部および東海岸で暖冬のようです。

ここビューフォートでも連日70度(21℃)を超える陽気です。

記事によれば、ニューヨークで年末(11月および12月)に雪が降らなかったのは1877年以降初めてとか。ニュージャージーの12月の気温も観測史上(111年間で)最高だそうです。おかげで冬のスポーツは商売あがったりみたいです。

それでも北部の人には嬉しい気候ですよね。

ただ北日本に住んでいた自分には、雪のない冬は少々寂しく感じます。そういえば、ここビューフォートでは20年間で雪が降ったのはたったの2回とか。ここに長く住んでいる友人から聞いた話なので真偽のほどはわかりませんが、その奥さんはコスタリカ出身ということで雪を見たことがないらしく、彼は一度でいいから奥さんに雪を見せたいと話してました。

ここのところ毎年毎年、異常気象だといっているような気がするのですが、こうも続くとそれが正常だということになるような気もします。なんか腑に落ちないですね(苦笑)

2007年1月3日

アメリカ人の関心どころ

New York Timesの英語は割と難しいのですが、さすが興味深い記事が多く載っているので、私のお気に入りのサイトの一つです。アメリカの新聞記事のいいところは、情報のソースがハッキリしている点と、誰がその記事を書いたかが分かる点です。仮に発表された情報が間違いだったとしても、後でどのレベルで間違っていたのかを比較的明らかにしやすいわけです。ま、こういったことはすでによく知られたことだと思うので、何もここでとりたてて強調することでもないんですけどね。

最近面白いなぁと思うのが、NYTの検索キーワードのランキング。例えば、今日の検索キーワードトップは、"saddam hussein hanging video"です。「はてな」とかでもこういったキーワードの検索頻度が見られるようになってますけど、このような一覧になっているところは他に見たことがありません(ご存知でしたら教えてください)。アバウトではありますけど、案外人々の興味が何にあるのかを知るのに役立ちます。

そういえば、Wiiが発売されたあとしばらくは"Wii"が検索語のトップでした。アメリカのTVニュースでもスモールトークでよく取り上げられてましたから、初めて耳にした人には「wiiってなに?」となったのもうなずけます。ちなみにPS3は検索ランキングには姿を現しませんでした。それだけPSの認知度が高いということなのでしょう。

少々脱線しましたが、アメリカの新聞社サイトはNYTに代表されるように日本のそれに比べると使い勝手(見易さ)に優れているように思います。裏を返せば、それだけ彼らも危機感をもっているということなのでしょう。なにせ最近は新聞が売れなくて困っているのですからね。

日本も最近はJ-CASTJANJANオーマイニュースなどのジャーナリスト主導型の報道サイトが出てきたので、今後はそれらの発展が楽しみです。既存の新聞は一部を除いて、ジャーナリズムとはかけ離れた存在になってしまいましたから(ちろん民法TVのニュースなんて箸にも棒にもかかりません)。要は情報を取捨選択する主体は、視聴者や読者であるべきだということです。

2007年1月2日

アメリカ人100人に聞いてみました

職場の同僚がクリスマスホリデーをフィラデルフィアで過ごしている間、自宅に配達される新聞を処分するように頼まれたので、ここ数日は地元の新聞に目を通しているのですが、いやー、この新聞ローカルすぎてつまらんです。同僚もあまりの記事の読みがいのなさに、近々とるのやめるっていってたのがよくわかりました。

それでも中には「ほーっ」と思うような記事もあります。

新年ということもあって、今年の行方についてアンケートをとった記事が載っていたので抜粋(ちなみにソースはAP-AOL)。

1)アメリカでテロが起きると思いますか?
2)アメリカはイランと戦争すると思いますか?
3)アメリカはイラクから撤退すると思いますか?
4)鳥インフルエンザがアメリカにもやってくると思いますか?
5)州によってはゲイの結婚が認められると思いますか?
6)ガソリン価格は上がると思いますか?

YESの割合は、
1)61%
2)40% (ちなみに29%の人は北朝鮮と戦争すると予想している)
3)29%
4)50%
5)57%
6)93%
でした。

この中で3)と6)は多くの人の予想が一致しているといえます。つまりは、

・ アメリカはイラクから撤退することはない
・ ガソリンは高くなる

と多くのアメリカ人は考えているわけです。

ちなみにマサチューセッツ州では同性同士による婚姻を認めているのですが、現在他の4州でも審議中だそうです。こういったことが議題に上ること自体、まだ日本じゃ考えられないですね。

あ、このほかにもいろいろと載っていて、その中の一つに、科学者の19%が地球外生物が存在する証拠を発見すると考えているそうです。これを多いと見るか、少ないと見るか、日本人にもアンケートをとってみたいですね。

2007年1月1日