2007年1月3日

アメリカ人の関心どころ

New York Timesの英語は割と難しいのですが、さすが興味深い記事が多く載っているので、私のお気に入りのサイトの一つです。アメリカの新聞記事のいいところは、情報のソースがハッキリしている点と、誰がその記事を書いたかが分かる点です。仮に発表された情報が間違いだったとしても、後でどのレベルで間違っていたのかを比較的明らかにしやすいわけです。ま、こういったことはすでによく知られたことだと思うので、何もここでとりたてて強調することでもないんですけどね。

最近面白いなぁと思うのが、NYTの検索キーワードのランキング。例えば、今日の検索キーワードトップは、"saddam hussein hanging video"です。「はてな」とかでもこういったキーワードの検索頻度が見られるようになってますけど、このような一覧になっているところは他に見たことがありません(ご存知でしたら教えてください)。アバウトではありますけど、案外人々の興味が何にあるのかを知るのに役立ちます。

そういえば、Wiiが発売されたあとしばらくは"Wii"が検索語のトップでした。アメリカのTVニュースでもスモールトークでよく取り上げられてましたから、初めて耳にした人には「wiiってなに?」となったのもうなずけます。ちなみにPS3は検索ランキングには姿を現しませんでした。それだけPSの認知度が高いということなのでしょう。

少々脱線しましたが、アメリカの新聞社サイトはNYTに代表されるように日本のそれに比べると使い勝手(見易さ)に優れているように思います。裏を返せば、それだけ彼らも危機感をもっているということなのでしょう。なにせ最近は新聞が売れなくて困っているのですからね。

日本も最近はJ-CASTJANJANオーマイニュースなどのジャーナリスト主導型の報道サイトが出てきたので、今後はそれらの発展が楽しみです。既存の新聞は一部を除いて、ジャーナリズムとはかけ離れた存在になってしまいましたから(ちろん民法TVのニュースなんて箸にも棒にもかかりません)。要は情報を取捨選択する主体は、視聴者や読者であるべきだということです。

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