2006年8月30日

ブログ再開します

Phillyを離れて早約2ヶ月。新しい生活環境にもだいぶ慣れてきました。

これまで自分は100万人都市でしか生活したことがありませんでしたが、今度の場所は人口数万人程度の田舎町です。

地下鉄はおろか、公共の交通機関すらありません。クルマがなければ生活の出来ないところです。

ただし、クルマさえあれば、町内には両手で数え切れないくらいのスーパーマーケット(グロウサリストア)がありますし、全国規模のチェーン店も一通りは揃っています。またちょっと足を伸ばせばアウトレットやショッピングモールもありますし、思っていたほど生活には不自由しません。

とはいえ、ことばの問題もありますし、この辺り一帯には日本人はおろか、中国人いやアジア人すらほとんど見かけることのない場所ですから、これまでと同じような生活はもちろん期待できません。

渡米当時は不満だらけだったフィラデルフィアさえも、今からすれば日本人にとってとても住みやすい場所だったと思えます。アジアンマーケットがあるということだけでも、衣食住の"食"が潤うわけですから、何ものにも代えがたい恩恵でした。

私たちにとって、1年間のフィラデルフィア生活がよい経験となっているので、それほど問題なく暮らしていますが、もし日本からいきなりここに来ていたら、きっと困り果てていたことでしょう。


またここは私たちにとって最も田舎なだけではなく、人生において最南部の町でもあります。

暑さに弱いYokoにとってはかなりつらい気候のようですが、東京暮らしの長かった私にとっては、ここの高温多湿な気候も懐かしさすら感じるほどで、クーラーのある現在ではそれほど不満はありません。

周囲を海と河に囲まれた独特の地形は、ハリケーンさえ来なければ、リゾート地としては申し分のないところで、アメリカ人にとっても、別荘地やリタイア後の居住地としては人気の高いところのようです。

クルマで1時間半程でチャールストンやヒルトンヘッドといった人気の小都市にもアクセスできますし、お隣ジョージア州サバナなどの観光地にも気軽に出かけることが出来ます。

全てにおいて自分たちにとっては新鮮で、これまでにない経験がたくさん出来そうです。

フィラデルフィアと違って、地元ネタを書いても、あまり人様のお役にはたちそうもありませんが、逆に日本人がほとんどいないだけに、自分たちが経験したことはどこかで貴重な情報になりうるのかもしれません。研究でいえば症例報告のようなものでしょうか(笑)

そんなわけで、誰かのために役立つことも期待しつつ、これまで同様日記形式で適当に綴っていくつもりです。

ツッコミも含め、コメントその他大歓迎ですので、これからもよろしくお願いします。