2006年11月6日

中間選挙の行方

明日はアメリカ中間選挙の投票日です。ここのところアメリカでは報道番組は選挙一色ですが、私日本人にはその仕組みもよくわかりませんし、選挙権がないせいか今ひとつピンと来ません。

そこでちょいと簡単にアメリカの選挙について調べてみました。

アメリカの国政選挙は4年に1回行われる大統領選挙と2年ごとに行われる連邦議会議員選挙があります。中間選挙とはこの2年ごとに行われる連邦議会の選挙のうち、大統領選挙と重ならない選挙をさします。つまりは4年に1回行われることになりますね。

連邦議会ですが、日本と同じように上院と下院からなる2院制です。上院は選挙のたびに1/3の議席が、下院は全議席が改選されます。つまり今回の中間選挙でも、上院の1/3の議席と下院全議席が改選されるわけです。それとは別に今回は38州の知事選も同時に行われます。

アメリカでは完全な2大政党政治になっていて、共和党(Republican)と民主党(Democrat)に分かれます。現在の勢力は以下のようになっています(Wikiより抜粋)。

上院 - 共和党 55, 民主党 43, 独立系 2 
下院 - 共和党 230, 民主党 201, 独立系 1 
州知事 - 共和党 28, 民主党 22 

ご存知のようにブッシュ政権に代表される共和党が前回の選挙では圧勝しています。(といっても日本の自民党ほどではないです。如何に日本の衆院が異常な状態かはこれを見ても分かりますよね。)

今回の中間選挙では、当然ながらイラク戦争に対する失策から民主党が優勢な状態ですが、それでも圧勝といえるような状態ではなく、当初予想していたよりも共和党が健闘しているように思います。

上院の事前予想
http://www.pbs.org/newshour/vote2006/senate/index.html http://www.nytimes.com/ref/washington/2006ELECTIONGUIDE.html?currentDataSet=senANALYSIS

下院の事前予想
http://www.nytimes.com/ref/washington/2006ELECTIONGUIDE.html?currentDataSet=senANALYSIS


普通なら民主党が勝って当然なのですが、経済面で見ると共和党政権にも分があるといえます(強いアメリカ経済を支持)。ま、実際の結果はふたを開けてみるまでわかりませんけど。

それよりも最近ニュースで取り上げられた投票システムが選挙結果を左右しかねないだけに気になります。前回の大統領選でもうわさに上がった投票結果のインチキ(不正)ですが、どうやら本当に不正が行われても不思議じゃないようです。詳しくはコチラの記事を参照して下さい(ちなみにこの方の記事は大変興味深いことがいろいろと書かれていて面白いですよ。オススメです。)。


私の(無責任な)予想では共和党が過半数を維持するのではないかと思っていますが、それも上記のような裏技があるからに他なりません。いずれにせよ明日が楽しみですね(まじ無責任)♪

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