2006年12月15日

情報操作問題について考える

去る12月11、12日の2日間、イランのテヘランにて”ホロコースト会議”が行われました。日本ではほとんどニュースになっていないようですが、アメリカでは連日CNNなどで大きく取り上げられています。

ホロコーストといえば、「アウシュビッツ」「ガス室」「ユダヤ人虐殺」「ナチス」といったキーワードで語られるように、『第二次世界大戦中に、ヒトラー率いるナチスによって、ドイツおよび周辺国(ポーランド)にて、ユダヤ人を強制的に収容し、毒ガスにより大量虐殺した』とされる事件です。

しかし、実はホロコーストの真相については、まだ明らかになっていない部分が多いのです。

先のイランで開かれた会議では、「ホロコーストの史実を検証すべきだ」と考える人々が70人ほど集まって話し合いがもたれました。結論は出なかったようですが、「ホロコーストは間違っている」とする意見が多勢だったようです。会議のあと、地元の新聞にはユダヤ人代表とイラン首相が握手をしている写真が掲載され、話題になりました。このイランの首相であるムハンマド・モサデクは、ホロコースト修正主義者の先鋒であり、イスラム圏ではホロコーストはなかったと信じている人も多数います。

もちろんこれに対して怒ったのがイスラエルのユダヤ人たちです。またアメリカの報道機関の受け止め方も大体は否定的なものでした。

私が見聞きした情報に基づいて考えると、ナチによるユダヤ人収容&虐待は間違いない事実だと思います。しかし、ガス殺やその数などに関しては、その説明に矛盾が多く、検証を要すると思われます。

このように定説が一人歩きして、歴史上の事実がきちんと検証されていない問題は、ホロコースト以外にもあります。

例えば、日本では南京事件がそれにあたります。

こちらも実際に起きた事件であることは確かと思われるのですが、その経緯や規模などの詳細については不明な点が多いです。そして言い伝えられていることの一部は、明らかに間違った情報に基づいていることがネットを通して一般にも知られるようになってきました。


そして最近ではアメリカの911テロ事件でも、多くのことが未検証のまま、国策の動機付けとして利用されたことが明らかになりつつあります。

少々長いのですが、911テロ事件の裏に隠された秘密について迫ったドキュメンタリー映画がこちらで配信されていますので、よろしかったらご覧ください。


結局何が言いたかったのかというと、

情報は操作されるものである

史実は検証を待って語られるべきである

ということでしょうか。

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