2007年5月31日

さすが中国!強い。。。

先日こちらでも記事にしましたが、パナマで100名以上が死亡した毒入りシロップやその他の食品薬品安全に関して中国政府のコメントが発表になりました。

・日経の記事(5/31 23:04)『せき止め薬死亡事故、パナマに責任・中国政府』

日経のこんな見出しを見たら日本人は「えっ!!」と思うのではないでしょうか。まあ、確かにそう取れる発言だったのでしょうけど、ちょっとこれはバイアスかかりすぎのような気がします。

・ワシントンポストの記事(5/31 9:52)『China Contests Complaints on Exported Food』

対しましてこちらはワシントンポスト。いたって客観的に事実を記事にしています。

ワシントンポストの記事を読んだ率直な感想は、タイトル通り「さすが中国!つ、強い。。。」

そりゃ確かに彼らの言うとおりかもしれませんよ。でもねぇ。。。?「飛行機だって安全な乗り物だけど落ちることがあるように、完璧な食品検査なんてない」とか「アメリカだって輸入豚肉にサルモネラ菌が見つかったことがある」とかいわれてもねぇ。中国政府としては、収賄で不正に許認可をした役人を死刑にしたようですし、それなりに筋の通った対応をしているので、欧米諸国も今回は様子見で終わるのかもしれません。

まあ、中国政府の見解は次の一文に集約されているのではないでしょうか。

"Whenever there is evidence of a problem, we will follow up on it and carry out our responsibilities."

要は政府が認可していないものは保証の限りではないよ、ということなのでしょう。今回問題になっているもののほとんどは民間レベルの問題ですし。

一転、突き放されたパナマ政府は今後どのように対応するのでしょうか?そしてスペインの貿易会社は?

いずれにせよ弱者である被害者の救済が実現されるまでは遠い道のりが待っているのでしょう。

中国と取引している企業の方たちの苦労が偲ばれるニュースでした。

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