2006年9月10日

サウスカロライナ州沿岸部 -人口動態

The State of South Carolina。別名を"Palmetto state"といいます。

Carolina。英語だと「キャロライナ」って聞こえます。California。これも英語だと「キャリフォーニア」って聞こえますが、いずれも日本語表記では「カロライナ」「カリフォルニア」が正しい名称のようです。



左上にあるのが州旗。このあたりをクルマで走っていると、この州旗をあしらったステッカーを貼っているクルマを多く目にします。薄群青色のベースに白色で、真ん中に椰子の木、左上に三日月が配置された、いかにも南国らしいデザインです。州政府のサイトには、最初は三日月だけだったものに、あとから椰子の木が足されたと書かれています(参照)。

サウスカロライナ州の広さは全米50州中40番目、人口は26位、人口密度は21位です(Wikipedia)。以前住んでいたペンシルバニア州(広さ33番目、人口6位、人口密度10位)に比べると規模がかなり小さく感じられます。特に全米でも大都市の一つとして知られるフィラデルフィアの郊外からサウスカロライナ州でもそれほど大きくはない町に移り住んだ自分にとっては、「えらい田舎に来たもんだ。」というのが最初の印象でした。

そんな田舎でありながら、アメリカ史を見ているとサウスカロライナ州の名前はあちこちで目にします。アメリカ合衆国建国時の13州のうちの1州でもありますし、南北戦争の南軍の中心的役割を果たした州でもあります。特にチャールストンはヨーロッパからの移民が初期に移り住んだ場所の一つであり、1800年代には奴隷貿易で栄え、当時はアメリカ南部最大の都市でした。


多くの日本人にとって、東海岸といえば、今はニューヨークを中心とした北部を思い浮かべますし、南の美しいビーチリゾートといえばフロリダを連想しますから、カロライナ自体なじみの薄い場所だとは思いますが、アメリカ人にとっては歴史的な意義をもつ場所でもあり、温暖な気候も手伝って、リゾートや別荘地、それにリタイア後の住まいとしては人気の高い地域の一つです。





上記の沿岸部の地域別人口動態表を見てもマートルビーチからヒルトンヘッドアイランドまで続くコーストラインは、チャールストンを中心にそれなりの経済圏を持っていることがわかります。


特に別荘の多い沿岸部の町は、夏になると地域一帯の人口が数倍にまで膨れ上がるようです。面白いですね。


ちなみにNorth CarolinaにもBeaufortという地名の場所がありますが、こちらは「ボーフォート」と読むそうです。私たちの住んでいるところは普通に「ビューフォート」と読みます。


日本から観光に訪れるチャンスは中々ないかもしれませんが、周辺の見どころなどをこれから少しずつアップしていきたいと思ってますので、どうぞお楽しみに。

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