2006年9月9日

物価 - ガソリン価格から

上の地図は全米におけるガソリン価格を地域ごとに色別に分けて表示したものです(ソースはこちら)。

こうやってみると明らかに西高東低の傾向が見て取れます。ある経度を境に見事に色が分かれていて面白ですね。また、各地域においては郊外に比べて、都市部の方がやや高い傾向にあるのが見てとれます。

私たちが北部から南部に引っ越してくる際に、周囲の人たちから聞いていたのは「南部は北部に比べて物価が安い」ということ。

アパートを探しにフィラデルフィアから初めてサウスカロライナを訪れたとき、価格の違いに一番驚いたのがこのガソリン価格でした。上の地図で見ても、サウスカロライナ州は全米でもガソリンが安い州のひとつであることがわかります。

ただ実際に暮らしてみると、安いものもあれば高いものもあって、生活費自体にはそれほど違いがないように思います。

住居費なども含めたトータルコストで見ると確かに安いのかもしれませんが、私たちがフィラデルフィアで利用していたアジアンマーケットでは食品はとても安く手に入りましたし、私たちの住んでいた地域の一般的なアメリカングロウサリーストアも、こちらの一般的なグロウサリーストアより全体的に食料品は安かったです。

結局、人口がそれほど多くない土地では、価格競争もあまり起きず、商品の最安値は都市部に比べると高いのかもしれません。

また沿岸の都市に越してきたことで海産物が安いことを期待していたのですが、こちらも価格面から見るとほとんど恩恵はないようです。市場などを利用すれば少しは安いのだと思いますけど、大手のチェーンストアでは置いてある魚の種類などもほとんど違いはありません。

あとアルコール類に関しても、専売店のあったフィラデルフィアの方が商品の種類も多く、また常に特売品があったためか、安く手に入れることが出来たと思います。

例外は外食費でこちらに関しては、サウスカロライナの方が若干安いかもしれません。驚くほどの違いはありませんけどね。

そんなわけで生活費が少しは安くなることを期待していたのですが、フィラデルフィアでも生活費を節約していた我が家にとっては、節約のしどころの少ない田舎暮らしはかえって高くついてるように思います。

一緒に移ってきた同僚も同じことを感じているようで、食品以外の生活用品についても、それほど安売りがないためか、結局高くついてしまうといっています。

ただし、注意していただきたいのは、私の住んでいる町は田舎の中でもリゾート色の強い地域ですので、その分が価格にはね返っているせいなのかもしれません。

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