2008年2月24日

Greenest Vehicles in 2008



先週、米国エネルギー合理化経済評議会(the American Council for an Energy-Efficient Economy ACEEE)より「環境に優しいクルマ2008年度版」が発表になりました。北米で販売されている乗用車の中から選ばれた最優秀リストの12台のうち、9台が日本車、2台が欧州車、1台が米国車という結果になっています。

1.HONDA CIVIC GX 1.8L
2.TOYOTA PRIUS 1.5L
3.HONDA CIVIC HYBRID 1.3L
4.SMART FORTWO CONVERTIBLE / COUPE 1.0L
5.TOYOTA YARIS 1.5L
6.NISSAN ALTIMA HYBRID 2.5L
7.TOYOTA COROLLA 1.8L
8.MINI COOPER / CLUBMAN 1.6L
9.FORD FOCUS 2.0L
10.TOYOTA CAMRY HYBRID 2.4L
11.HONDA CIVIC 1.8L
12.HONDA FIT 1.5L

ハイブリッドが5台ランクインしていますが、1位に輝いたのはシビックGXでした。ただこのシビックは天然ガス仕様ですので、プリウスが実質の1位ですね。ハイブリッドを除くとスマートが1位ということになります。

メーカー別に見ると、ホンダとトヨタが4台、日産が1台、BMWが1台、ダイムラーアーゲーが1台、フォードが1台となっています。

ちなみにホンダとトヨタの同じクラス同士で比べると残念ながらすべてトヨタ車がホンダ車を上回ってます。

プリウス>シビックハイブリッド
ヤリス(和名ヴィッツ)>フィット
カローラ>シビック

といった具合です。差はわずかとはいえ、ホンダファンとしては少し残念な結果です。


逆に「環境に悪いクルマ」は

1.VOLKSWAGEN TOUAREG 5.0L
2.BUGATTI VEYRON 8.0L
3.MERCEDES-BENZ GL320 CDI 3.0L
4.JEEP GRAND CHEROKEE 3.0L
5.MERCEDES-BENZ R320 CDI 3.0L
6.LAMBORGHINI MURCIELAGO / MURCIELAGO ROADSTER 6.5L
7.MERCEDES-BENZ ML320 CDI 3.0L
8.MERCEDES-BENZ G55 AMG 5.4L
9.HUMMER H2 c 6.0L
10.GMC YUKON 2500 c 6.0L
11.BENTLEY AZURE 6.7L
12.BENTLEY ARNAGE d 6.7L

となっていました。アメリカはこれまでディーゼル燃料の質が悪かったため、上記のリストにディーゼル車が多く入ってますけど、昨年ようやく低硫黄化燃料が流通するようになったので、これからはヨーロッパなどで活躍しているクリーンディーゼルがアメリカにも上陸してくる(すでにしている?)ことでしょう。


ちなみにグリーンスコアの算出基準は以下のとおり。燃費だけでなく排出ガスのクリーン度や、製造時の環境負荷なども考慮した数値だそうです。

"How we rate the vehicles
We analyze automakers' test results for fuel economy and emissions as reported to the U.S. Environmental Protection Agency and the California Air Resources Board, along with other specifications reported by automakers. We estimate pollution from vehicle manufacturing, from the production and distribution of fuel and from vehicle tailpipes. We count air pollution, such as fine particles, nitrogen oxides, hydrocarbons and other pollutants according to the health problems caused by each pollutant. We then factor in greenhouse gases (such as carbon dioxide) and combine the emissions estimates into a Green Score that runs on a scale from 0 to 100. The top vehicles this year score a 57, the average is 30 and the worst gas-guzzlers score around 14."(ACEEEのサイトより引用)

アメリカでも都市部の方々はこうしたエコに関心も高いのでしょうけど、南部にいると「エコなどどこ吹く風・・・」といった感じで、周囲ではフォードのFシリーズが幅を利かせています。それでも少しずつフィットやヤリスなどのスモールカーも見かけるようになってきていますし、プリウスなどのハイブリッドカーは普通に見かけますので、アメリカ人も用途に応じてクルマを使い分けする時代が来ているのかもしれませんね。

(表はACEEEより借用させていただきました。)

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