2008年4月9日

お知らせ

Beaufortから引っ越しましたのでブログも引越します。

サウスカロライナ州沿岸部の小さな町ビューフォート。ヨーロッパからの入植者たちが最初にたどり着いた場所のひとつです。

アメリカ海軍のベースキャンプや、ビーチゴルフリゾートで有名なヒルトンヘッドで知られる場所ですが、自然に恵まれたとても環境のいいところでした。リタイア後に住みたい町として人気があるのもうなづけます。

休みになると町の人々はボートやクルーザーで沖にでかけて釣りをしたり、近場のゴルフコースでゴルフをしたり、とリゾートそのままの暮らしを楽しんでます。

軍と観光業以外には主だった産業がなく(水産業くらいはあるのでしょうけど)、活気がある町とはいえませんでしたが、暮らしやすい町でした。

驚いたのは、結構な数の日本人の方が暮らしていたことです。場所柄ほとんどの方は軍関係のアメリカ人と結婚してアメリカに移住された方々でしたが、しっかり地域に根付いた生活をされていて驚きました。お会いした男性の方々はみなさん寿司職人さんで、こちらも永住されている方ばかりでしたが、みなさんアメリカ暮らしを満喫されているようでした。また私は直接お会いすることはありませんでしたが、ヒルトンヘッドには大変裕福な日本人の方も住んでいらっしゃるようです。

ときに観光客らしき日本人の方を目にすることもありましたが、おそらくこちらを訪れる日本人の方の多くはアメリカでビジネスをされている人たちなのではないかと思います。仕事でゴルフ+会合とかにはもってこいの場所ですしね。

それとヒルトンヘッドにはテニスやゴルフの合宿で日本からこられる方もそれなりにいらっしゃるようです。

こちらのブログには『ヒルトンヘッド』や『サバンナ』といった検索語で訪れてくださる方々が結構いらっしゃるのですが、どちらも独特の趣をもった観光地です。普通に訪れただけでももちろん楽しめますが、十分下調べされてから行かれると何倍も楽しめると思います。大都会では味わえないアメリカの自然を満喫しに訪れてみてくださいね。

私たちを温かく迎えてくださった住人の皆さま、特にお世話になった日本人の皆さま(Mさん、Rさんほか皆さま)、短い間でしたがどうもありがとうございました。

では、またいつの日か。Have a nice one!

Nao and Yoko
from Beaufort in South Carolina

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2008年2月24日

Greenest Vehicles in 2008



先週、米国エネルギー合理化経済評議会(the American Council for an Energy-Efficient Economy ACEEE)より「環境に優しいクルマ2008年度版」が発表になりました。北米で販売されている乗用車の中から選ばれた最優秀リストの12台のうち、9台が日本車、2台が欧州車、1台が米国車という結果になっています。

1.HONDA CIVIC GX 1.8L
2.TOYOTA PRIUS 1.5L
3.HONDA CIVIC HYBRID 1.3L
4.SMART FORTWO CONVERTIBLE / COUPE 1.0L
5.TOYOTA YARIS 1.5L
6.NISSAN ALTIMA HYBRID 2.5L
7.TOYOTA COROLLA 1.8L
8.MINI COOPER / CLUBMAN 1.6L
9.FORD FOCUS 2.0L
10.TOYOTA CAMRY HYBRID 2.4L
11.HONDA CIVIC 1.8L
12.HONDA FIT 1.5L

ハイブリッドが5台ランクインしていますが、1位に輝いたのはシビックGXでした。ただこのシビックは天然ガス仕様ですので、プリウスが実質の1位ですね。ハイブリッドを除くとスマートが1位ということになります。

メーカー別に見ると、ホンダとトヨタが4台、日産が1台、BMWが1台、ダイムラーアーゲーが1台、フォードが1台となっています。

ちなみにホンダとトヨタの同じクラス同士で比べると残念ながらすべてトヨタ車がホンダ車を上回ってます。

プリウス>シビックハイブリッド
ヤリス(和名ヴィッツ)>フィット
カローラ>シビック

といった具合です。差はわずかとはいえ、ホンダファンとしては少し残念な結果です。


逆に「環境に悪いクルマ」は

1.VOLKSWAGEN TOUAREG 5.0L
2.BUGATTI VEYRON 8.0L
3.MERCEDES-BENZ GL320 CDI 3.0L
4.JEEP GRAND CHEROKEE 3.0L
5.MERCEDES-BENZ R320 CDI 3.0L
6.LAMBORGHINI MURCIELAGO / MURCIELAGO ROADSTER 6.5L
7.MERCEDES-BENZ ML320 CDI 3.0L
8.MERCEDES-BENZ G55 AMG 5.4L
9.HUMMER H2 c 6.0L
10.GMC YUKON 2500 c 6.0L
11.BENTLEY AZURE 6.7L
12.BENTLEY ARNAGE d 6.7L

となっていました。アメリカはこれまでディーゼル燃料の質が悪かったため、上記のリストにディーゼル車が多く入ってますけど、昨年ようやく低硫黄化燃料が流通するようになったので、これからはヨーロッパなどで活躍しているクリーンディーゼルがアメリカにも上陸してくる(すでにしている?)ことでしょう。


ちなみにグリーンスコアの算出基準は以下のとおり。燃費だけでなく排出ガスのクリーン度や、製造時の環境負荷なども考慮した数値だそうです。

"How we rate the vehicles
We analyze automakers' test results for fuel economy and emissions as reported to the U.S. Environmental Protection Agency and the California Air Resources Board, along with other specifications reported by automakers. We estimate pollution from vehicle manufacturing, from the production and distribution of fuel and from vehicle tailpipes. We count air pollution, such as fine particles, nitrogen oxides, hydrocarbons and other pollutants according to the health problems caused by each pollutant. We then factor in greenhouse gases (such as carbon dioxide) and combine the emissions estimates into a Green Score that runs on a scale from 0 to 100. The top vehicles this year score a 57, the average is 30 and the worst gas-guzzlers score around 14."(ACEEEのサイトより引用)

アメリカでも都市部の方々はこうしたエコに関心も高いのでしょうけど、南部にいると「エコなどどこ吹く風・・・」といった感じで、周囲ではフォードのFシリーズが幅を利かせています。それでも少しずつフィットやヤリスなどのスモールカーも見かけるようになってきていますし、プリウスなどのハイブリッドカーは普通に見かけますので、アメリカ人も用途に応じてクルマを使い分けする時代が来ているのかもしれませんね。

(表はACEEEより借用させていただきました。)

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2008年2月20日

カエルの子はカエル?

高学歴を身につけさせることによって、子供の将来をよくしたいと思う親の願いは世界共通のことかと思いますが、ここ30年その思いはあまり実っていないというニュース。ニューヨークタイムズより(タイトルをクリックすると元記事が開きます)。

ワシントンにあるブルッキング機関の調査によると、人種や親の収入よって学歴の差が広がっていることが示されました。

こうした事実は以前から指摘されていたことですが、調査報告ではここにきて改めてこうした社会現象に警鐘を鳴らしています。

日本に住んでいた頃は「アメリカは学歴なんか関係ない。実力主義だ。」と聞いていましたし、そういうものだと信じていましたけど、いざアメリカに住んでみると、ある意味日本以上に学歴社会であることを思い知ります。

ただこれは学歴主義というわけではなく、学歴(学位)が実力を表す1つのバロメーターとして役立っているためです。アメリカの公的な手紙ではその人の学位を記すのが慣例ですし、持っている学位によって就ける仕事も違ってきます。もちろん中には学歴なんて全く関係ない仕事もありますし、それで成功する人もいますが、一般には高学歴を身につけることによって、よりよい(高賃金の)仕事に就くのが普通です。

そのためアメリカでは社会に出てから大学に入り直したり、大学院や専門コースでさらに高度の技術を身につけることがキャリアアップするための一つの手段になっています。近年はMBA(経営管理学修士号)をとることが高収入への近道であるということで人気でした。

そんなわけで貧困から脱出するためには、大学で学位をとることが重要なステップになるわけです。



日本でも「学歴は遺伝する」「金持ちの家庭じゃないと東大には入れない」などといわれて久しいですけど、今回の調査結果からそれはアメリカでも同じだということがわかります。

例えば、親の収入別に子供を5つのグループに分類した場合、最上層のグループに属する家庭(=最富裕層)の子の53%が学位を取得しているのに対して、最下層のグループに属している家庭(=最貧困層)だと11%の子供しか学位を取得していないそうです。

これを人種別に見ると、ヒスパニックおよび黒人は白人やアジア人に比べて学位を取得する割合が低く、中間グループに属する家庭(=ミドルクラス)の子供たちを見ても、白人では16%しか最貧困層に転落していないのに比べて、黒人では半数近くの子供たちが最貧困層に転落することがわかりました。つまり同じ収入層であっても、黒人の子供は収入レベルが落ちる確率が高いということです。

将来貧困になる確率は貧困層が一番高いというのは真実でしょう。そして黒人がその多くを占めているのも事実だと思います。

それでももし大学を卒業すれば、上のクラス(より収入の多いグループ)に入れる確率が高くなるということも確かなようです。例えば、最貧困層でも学位をとればそのうちの19%は一番収入の多いグループに、そして62%はミドルクラス以上(上位3グループ)になることができるのです。

人種問題は確かに考えなければいけない問題だと思いますが、それでも学歴(キャリア)によって逆転のチャンスがあるということは、もっと強調されてもいいのではないでしょうか。

頑張る子供には特待生などの制度も充実した国ですから、要は黒人でも人より頑張れば可能性はあるわけです。逆に白人でも怠けていれば容易に下層に転落してしまいます。もちろんこれは不公平には違いがないのですが、努力次第で身分(収入)が変われるだけ昔よりマシだと思って頑張るしかないのでしょう。なんていったらリベラリストに怒られますかね?(苦笑)

最近では逆に上層になると逆差別(黒人や女性などマイノリティが優遇される)ということも言われるようになってますから、人種問題はこの先もずっと考えなければならない難しい問題なんでしょうね。

でも単一民族の日本でも同じ調査をして同様の結果が得られれば、親の収入が一番のファクターってことになりますから、これはこれでまた別の問題として考えなければならないわけですな。

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2008年2月16日

またもや大学で銃乱射事件

2月14日バレンタインデイに起きたイリノイ州北イリノイ大学(Northern Illinois University)での銃乱射事件。昨年4月に起きたヴァージニア工科大学での事件の記憶がまだ消えぬうちに同様の事件がまた起きてしまいました。ニュースを調べているとこの2つの事件には類似性があるように感じます。

1.学生による犯行

今回の犯人は正確には元在校生であって、去年大学を卒業し現在は別のキャンパスにある大学院に通学していました。大学院では社会福祉学を専攻しており、「人間行動学と社会環境」のクラスをとっていました。しかし入学後すぐの9月に刑務所での職に就くために休学し、その後その刑務所ではわずか15日だけ勤務したあと突然辞めています。そして今年1月になって復学していたそうです。


2.犯人は普通の学生

ニュースではことさら賞を取るほどの優等生だったことが強調されていますが、いわゆる"B Student"だったようです。特に過去に社会生活の中で問題を起こした生徒ではなかったことは確かなようです。


3.メンタルクリニックに通院歴がある

犯人であるSteve Kazmierczak(27歳男性)は高校時代に1年以上Thresholds-Mary Hill Houseというリハビリセンターのようなものに入所していたようです。自傷行為があったみたいです。高校卒業後にも通院し服薬は続けられていたようなのですが、本人は自分が病気であることを知られるのを極度にいやがり、服薬もしたがらなかったようです。

(ソースはすべてUSATODAY.com、タイトルをクリックすると該当記事が開きます。注:なんか記事を書いている間にリンク先の記事の内容が変わってしまったみたいです。こういうこともあるんですかね?)

銃乱射事件は、精神異常状態にある人物によるものが多く、前回や今回のように学生が犯人であった場合、それがオンキャンパスで起きる可能性が高いということです。

これまではこのような事件の場合、精神異常状態に陥る原因の多くは、薬物乱用だったりしたわけですけど、今回続けて起こった事件ではともに精神病患者だった点に注目できます。いずれも学校側では異常を察知できなかったと述べていますが、彼らの行動を後からみれば全くの正常だったとはいえないようにも思います。この辺の判断は難しいですけど。だからこそこういう事件が起きてしまうんでしょうし。

イリノイ州の場合、本来過去5年以内にメンタルケアを受けたことのある人は、銃を手に入れることはできないことになっているのですが、ライセンスの発行はあくまでも自己申告に基づいて行われているようで、このため今回の犯人は通常の手段で銃を購入できたみたいです。 本来規制がきちんと適用されていれば、彼は銃を手に入れられなかった可能性が高かったわけですが、こうした精神病院などの通院歴の情報を誰もがアクセスできるシステム上でシェアすることはプライバシーの観点からなかなか難しいことです。また病状のどこで線を引くかも難しい問題です。

早速オバマ氏が今回の事件から銃規制を大統領選に持ち込んだようですね。具体的な案は語っていないようですけど興味深い動きです。どんなアイディアが出てくるのか楽しみですね。

私が考えた簡単に出来そうな一つの規制は「学生には銃を売らない」ことです。もちろんこれまでにも同様の議論はあったと思いますが、2つの事件に共通する上記の1と2の問題はこれで解決できます。さもすれば差別や人権問題に発展しやすいデリケートな3の問題を解決するよりはずっと簡単のように思えます。

問題はどうやって「学生でないことを証明するか?」ということですけど、これは逆の発想をすればよいだけです。つまり学生に学生であることの登録を義務付ければいいのです。入学条件に「銃を購入できない人リスト」に登録することを加えればいいだけです。これをソーシャルセキュリティーなどのネットワークシステムに情報として登録しておけば銃販売店からもオンラインで照会できるようになります。学生であることを公にされて困る人はあまりいないでしょうから、反対もそれほど強くないでしょう。

大学(高校)は入学するものを思想などによって差別してはいけませんが、学校の安全を図るためであればこうした入学条件は正当化できると考えられます。逆にそうした制度が出来れば、条件を課している大学(高校)を選択する人のほうが多くなるのではないでしょうか?

もちろんそれでもキャンパスに銃が入り込むことは止められませんが、少なくとも今回および前回の事件は未然に防げた可能性が高いと思います。裏社会から流れる銃は販売する側もそれなりにリスクを負っているわけで(足がつくと自分が困るため)自然と買い手側を選ぶものです。 精神不安定な状態にある人が、思いついたその場で手に入れられるほど簡単ではないと思います。

そして時間はかかりますけど、その後制度を取り入れた学校と取り入れなかった学校を比較して、どちらが安全かを検証すればよいと思うのです。

銃が存在する限り銃を手に入れる方法はいくらでもありますけど、こうした規制を連邦政府が学校側と協力して導入するだけでも、今回のような事件が起きる確率はぐっと抑えられるような気がします。


余談

関係ないですけど、犯人はポーランド系の苗字ですね。シカゴ(イリノイ州)にはポーランドからの移民が多く住んでいます。話によるとポーランドの首都ワルシャワよりも人口が多いらしいです。そんなわけでポーランドの本当の首都はシカゴだなんていっているポーランド人もいます。USATODAYによるとKazmierczakは英語では「カズマーチェック」と発音するみたいです。日本のニュースでは「カズミエルチャク」で報道されてますね。また大学からは最初"Stephen P. Kazmierczak"と報道があったようですが、"Steven Kazmierczak"となっているニュースが多いです。

それと彼は高校時代に日本語を学んでいたそうです。また一部の政治家は今回の事件もテレビゲーム(シューティングゲーム)と結びつけて論じていますが、この辺どうなんでしょうね?日本に興味を持っていたということは、前回の犯人同様ゲームマニアだった可能性もありますけど、関係ないのではないでしょうか。犯人は短期間ですがアーミーにも入隊していたこともあるそうです。

「女性に振られた」というのも前回同様動機のひとつに上げられてますけど、そんな理由で無差別殺人なんかするもんなんですかね?

あと一部で坑うつ薬(プロザック、SSRI)との関係も指摘されていますが、この辺も実際のところよくわかりません。仮に副作用による錯乱・興奮状態が原因だとしたら、この薬の服用者の数からいってもっと多くの事件が起こっていても不思議じゃない気もしますし。タミフルの副作用でも感じましたけど、このあたりはもっと調べる必要がありそうです。向精神薬の作用・副作用も今後は小児・若年(青年)・成人・老年で分けて検討する必要があるのかもしれません。

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2008年1月19日

税制について思う

また今年も確定申告の時期がやってきました。

今回からUS residentでの申請になるので、また新しく調べないといけないことが多くて面倒くさいです。

日米で確定申告をして最も違いを感じるのが控除項目の数とその細かさですね。

日本では源泉徴収と年末調整でほとんどのことがこと足りてしまうので、おそらくサラリーマン生活を送っている人たちのほとんどは税制に対して無知でもなんら不都合ではありませんけど、アメリカでは無知だと受けられる税控除も受けられませんから、必然的に税制について学ぶ機会も増えますし関心も高くなります。(よく言われますけど、日本は故意に民衆の税への関心を遠ざけるためにそういう政策をとっているみたいですね。)

特にアメリカでは投資に関連した控除項目がとても多いです。

アメリカに住んでいると投資をしたほうが税制上優遇されるようになってるんですよね。

いかに稼いだお金から税金を払わずに運用して利益を得るか?というのがベースに税制が作られているんだと思います。

そういった意味ではお金持ちに対して有利な税制ですけど、今はミドルクラスの人たちも401Kなどで必然的に株式や債券投資などを行っているわけですから、必ずしも金持ち優遇のための税制とも言い切れません。

かといって低所得者に対して厳しい税制か?というと、そうでもありません。収入のないものに対しては集めようがないというのもありますけど、やはり直接の収入に関しては上に行くほど重税になっています。

つまり労働所得に対しては日本と同様に下にはやさしく、上には厳しい単純な税制が取られてるのですが、いわゆる不労所得に関しては抜け道がたくさんあって、税制に精緻しているほど税金を納めなくていいようになっています。その分リスクをとる必要は出てくるのですが。まあ、言ってみればリスクをとるものが優遇されるようになっているといってもいいかもしれません。


話は変わって、アメリカの場合連邦税と州税がありますけど、名前のとおり連邦税は全国共通で、州税は州ごとにまったくといっていいほど違います。

私が思うに、これがアメリカという国の強さの一つなんだと思います。税制の変化によって、人の移動が起こせるからです。日本のように一極集中が起きない大きな理由だと思います。

そして今は金融は国を越えたグローバリゼーションが起きていますから、州どころか国を超えて一番有利な税制のところにお金も人もどんどん集まっていきます。

州の移動と違って、国を超えた人の移動は物理的に制限が簡単なので都合よくフィルターをかけやすく、お金についてはよいお金も悪いお金もないのでフィルターをかける必要はなく、単にたくさん集めればいいので、国にとって税制改革というは非常に強力でかつ生産性の高い作業なんですよね。

もう何年も前から表のブログに書いてますけど、今の日本の消費税問題とか年金問題といった税制問題はまったくのローカルな話で、誰もハッピーにならないと思うんですよね。

そんなことより日本のように資源がない国が取らなければならない政策(税制)って何なんでしょうね?税制って人のモチベーションを動かすことのできる国の大きな武器です。一時住宅減税で家を購入した人が増えたと思いますけど、そういうことです。

そういった視点で国民一人一人が考えると、案外日本が取るべき税制改革っていうのが見えてくるように思うんですけど、甘いかな?

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2008年1月6日

謹賀新年

明けましておめでとうございます。
今年も不定期更新になりますが、どうぞよろしくお願いします。

私事ですが、年末休暇は友人たちとフロリダに避寒していました。運良く寒気が訪れる前だったので、期待以上の夏のような気候を楽しむことができました。各種観光地も訪れましたが、米国内で景気後退がいわれてはいるものの、人出もそれなりにあったように思います。ただフロリダに行く度に感じるのは"For Sale"の看板が目立つこと。やはりサブプライムローン組込み債権問題による住宅市場の落ち込みは昨年初頭あたりから出ていたのだなぁ、振り返ってみて感じます。

年初のマーケットも荒れて始まりましたが、やはり世界経済の注目は今年も中国なのではないかと個人的には考えています。もう一つは中東ですが、こちらも色々と期待はされていますが一筋縄ではいかないのではないかと。いずれにせよ今年も世界の多極化の流れが加速することだけは間違いないと感じます。アイオワのコーカスも波乱の幕開けでしたし、今年は経済界・政界にとっては混沌の1年になるかもしれませんね。


我が家のアメリカ生活もいよいよ今年で丸3年が経過します。ビューフォートに移り住んでアメリカの田舎暮らしも悪くないなと思うようになりましたが、ときどき都会に出るとやはり都会生活を懐かしく感じます。

昨年も休暇にはできるだけ国内(といっても東海岸ですが)を見て回るようにしました。アメリカは日本に比べて国土が広くて移動も大変なはずなのに、逆に気軽に小旅行を楽しむことができるように思います。フリーのハイウェイと無数にあるモーテル群によって安価に旅行できるシステムが確立されているためだと思いますが、こうした人々の移動による経済効果は相当なものでしょう。

日本も地方を活性化するためには、まずは高速道路の無料化を行うべきです。日本の国土であれば2泊もすればあちこち楽しめること請け合いです。

あとは宿泊施設の問題です。日本の場合、泊まりの国内旅行をしようと思うと家族連れだと相当の出費になってしまいます。宿泊費が人数に比例した料金設定になってますから、大所帯だとクルマを使ってもさほど節約になりませんし。アメリカではホテルやモーテルは利用人数に限らず(厳密には制限はありますが)1部屋ごとにチャージされますから、ビジネスでもない限り1人旅行ほど割に合わないものはありません。日本でもラブホテルがアメリカのモーテルに近い料金体系になっていますが、イメージそのものが家族向きではありません。地方行政はラブホテルを普通のファミリーホテルにする体系づくりを行うべきです。既存の民宿なども宿泊費と食事代を別料金体系にして、食事代のみ人数に合わせて徴収するようにしたらいいと思うのですが。結局は家族というより大所帯の旅行の経済的重荷なども、少子化の遠因になっているのだと思います。

今後、観光資源を海外観光客に頼るのだとしても、これらの問題は早急に解決すべきでしょう。電車の移動をメインに考えるとしても、地方は拠点駅からの交通網を整理しなければなりません。交通網はこれまで内向き(地元民向け)の考え方でしたが、今後は外から地方への流れを考えた運営も大切なのではないでしょうか。なんてことをアメリカでドライブ旅行をしていると考えます。こうした観光面に限らず、地方が元気を取り戻すための施策が、今後日本を考える上でキーになるように思います。

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2007年11月6日

400ドル以下で買えるノートPC




いつものように本日のお買い得商品を見てたら、見慣れないものが目に入ってきました。

ASUS Eee PC $399

「ふーん、ASUS(エーサス)の旧モデルの特価品かな?」とクリックしてみると、どうも違うみたい。

早速ググッて見たら、出てくる出てくる色んなサイトが!("ASUS Eee PC"でヒット数英語2,880,000件、日本語412,000件)Wikiはこちら

どうやらASUSから新発売になった低価格モバイルPCみたい。

特徴は

・ ともかくメサ安い。
・ ハードディスクではなく、メモリに記録。いわゆるゼロスピンドル。
・ Linux OS+日常ソフトプリインストール。さらにドライバーはレディWinXp。



サイズ的にはパナソニックのLet’s NoteのR7くらい(Eeeの方が奥行きが2cmほど短い)。ポケットPCというよりは、日本のA5ノートサイズに近い感じ。

*私の愛機はレッツノートW-2なのですが、アメリカで持ち歩いていると必ずといっていいほど「わ~、小さい!」と言われるほど、普通のアメリカ人が持っているノートPCは大きいです。日本じゃ絶対に持ち歩かないような17インチ画面のMacBookさえ普通に持ち歩く人たちですから、B5やA5サイズなんてまず見かけません。

そんなわけでこのPCは彼らにとってはノートPCというよりは、PDAに近い感覚かもしれません。さすがにこれ1台で全てを処理するのは無理でしょうけど、サブ機として気軽に持ち歩くのに向いてそうです。

ウェブにあったレビューを読んでみると、起動が15秒以内。ウェブブラウザの起動やPDFファイルを開くのも3秒以内、とストレスなく使えるレベル(というか早いじゃん!)。バッテリーのもち具合は、ウェブにつないだ上で液晶を最高輝度にして動画を見続けても3時間以上持つみたいだから、一昔前の日本のノートPCレベルです。こりゃ上出来です。

SDカードリーダーにUSBポートも3つあるし、当然のごとくVGA出力も出来るようなので、携帯してプロジェクタに繋げばプレゼンテーションもこなせそうです。外部出力のスクリーンサイズの大きさが不明なので要確認ですが。

一番の問題は、やっぱり液晶画面の大きさかなぁ?7インチ、800x480。この解像度だと下手するとそのうち日本の携帯電話に負けてしまいそうです。記憶装置の容量は外付けのメモリやHDD使えばいいので、それほど困ることはなさそうですけど。

メインは自宅のPCで、ノートPCは出先でメールやウェブが見れればそれでいい、と考えている人たちにとっては、この価格かなり魅力的かもしれません。

本家台湾ではメモリ容量を絞ったさらに低価格の廉価機も発売されてるみたいですから、これがUSAや日本に上陸したら売れそうですね。

Made in Japan、危うしです!

でも、個人的には画面サイズを10インチくらいにして、$800くらいにしてくれた方が嬉しいんですけどね。

拡張性もまずまずありそうなので、久々にギークの触手がピクツク商品ではないでしょうか。 とはいえ、すでに携帯ノートPCを持っている人にはあまり意味がないかもしれません。かくいう私も最初はポチッとしそうになりましたが思いとどまりました(笑)

(04/24/2008 追記)

どうやら5月に新型のEee PC 900が発売されるみたいですね。お値段549ドル~とか。懸案の画面サイズが8.9インチ(1,024 x 600 )になって、まさに死角なし。これは買うしかないでしょ。



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2007年11月3日

アメリカにおける所得格差

先月WSJ(ウォールストリートジャーナル)に掲載された記事では、アメリカにおける所得格差が確実に広がっていることが示されています。

所得格差(Income-Inequality Gap)の拡大は今に始まったことではありませんが、実際に数値で見せられると「・・・・」になってしまいます。

IRSの2005年度調査によって「高額所得者上位1%が全体所得の21%を稼ぎ、下位50%の合計所得が全体の12.8%だった」ことがわかりました。

*比較しているのは各種控除を含めた調整後収入(adjusted gross income)


2004年度は、それぞれ19%と13.4%だったので、1年でその差は2.6%拡大しています。これはそれぞれの平均収入で比較すると、71倍から82倍に拡がった計算になります。2000年度にも高額所得者の全体に占める所得割合が高かったことがあったのですが(グラフ参照、WSJより転載)、そのときでも80倍ですから拡大傾向は止まっていないと見れそうです。

さらに上位1%の平均収入($364,657)は2000年から2005年の間に3%増加したのに対し、全体の平均収入の中央値($30,881)は同じ5年間で2%減少したそうですから、世間一般から見ると収入は増えていないということもわかります。

IRSの調査が始まったのは1986年ですが、格差は調査開始以降最大で、他の研究調査によればこの水準は1920年代以来とのことです。

ブッシュ大統領へのインタビューでは、「1)社会には昔から所得格差は存在した、2)所得格差は技術(スキル)格差による」と説明され、「だからアメリカの(国際)競争力のためには"No Child Left Behind"が重要なんだよ。」と答えています。まあ、これは正論だと思います。

それにしても今後もますます inequality は拡大しそうです。私自身は正のインセンティブを生み出すには仕方ないかな?と感じていますが、せめて中央値の底上げ(最悪でも維持)を図りながら進めないと、社会全体の幸せにはならないように思います。

おまけ
以前のForbsの調査では平均所得は$39,190となっていましたから、だいぶ開きがありますね。こちらは給与所得以外も含めて中央値で$30,881ですから。それだけ底辺が多いってことなのかもしれません。でも周囲の不法移民とかの話を聞いてるとそれなりに稼いでるようなので、真面目に働く気さえあれば中央値くらいは稼げそうな気もするんですけどね。

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アメリカ人の癌に対する思い込み

先日、AICR(American Institute of Cancer Research)から過去5年に渡る癌の大規模疫学調査を解析した結果が発表になりました。

そのレポートの一つに"Facts vs. Fears Survey"という癌に対するアメリカ人の意識調査の要約が載っていたのでここで紹介します。


最初の質問が「(アメリカ人が)最も関心をもっている健康問題は何か?」に対して、

1.癌(39%)
2.心筋梗塞(18%)
3.肥満(11%)
4.脳梗塞(10%)
5.糖尿病(9%)

上記の通り1位は圧倒的にがんでした。

次に「それらの病気を予防することは可能か?」の問いには、他の疾患が「不可能(もしくは著しく困難)」と答えた人の割合が4人に1人もいないのに対して、がんだけは約半数の人が防ぎようがないと考えているようです。


またがんの危険因子に対する知識について尋ねたところ、がんとの関係が統計的に明らかな

○ たばこ(93%)
○ 過度の日光浴(90%)
○ 遺伝(88%)
○ 大気汚染(88%)

は当然として、

○ 運動不足(43%)
○ 保存肉・加工肉(38%)
○ トランス脂肪酸(44% Jump Up!)
○ ウイルス・細菌(59% Jump Up!)

に対して危険だと思う人の割合も年々増えています。

ただ同時にがんとの関係がまだ確立されていない

× 食物への残留農薬(71%)
× ストレス(56%)
× ホルモン投与した牛肉(49%)
× 食品添加物 (58%)

などを危険だと思い込んでいる人の割合も増えたとのことです。()内は危険だと思う人の割合です。

それ以外では

○ 野菜・果物不足(49%)
○ 肥満(46%)
○ アルコール(37%)
○ 赤身肉の摂り過ぎ(36%)

が危険因子として明らかになっているのに、まだ認知不足な項目として挙げられていました。

同じアンケートを日本でも行ってみると面白いかもしれません。

皆さんも思い込みしてませんか?ただ×の項目も安全自体が証明されているわけではありませんので、気をつけるに越したことはないのかもしれません。

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2007年11月1日

人類史上、最多の殺害を実行した人の死

"Enola Gay" 

戦後62年経った今も多くの人の記憶に刻み込まれている名前です。

リンク(タイトルをクリック)先にはそのパイロットの方が亡くなったことが書かれています。

Paul W. Tibbets Jr.。

おそらく人類史上でもっとも多くの人を殺害した人物です。エノラゲイとは彼の母親の名前に由来しています。

“I wanted to do everything that I could to subdue Japan. I wanted to kill the bastards. That was the attitude of the United States in those years.” “I have been convinced that we saved more lives than we took,” he said, referring to both American and Japanese casualties from an invasion of Japan. “It would have been morally wrong if we’d have had that weapon and not used it and let a million more people die.”(The New York Timesより引用)

彼の言葉だそうです。実行犯としての反省の弁は全くありません。

"もし~れば"という仮定で歴史上の事実が覆ることはありませんが、もし彼が思いとどまっていればその直後に数十万人の命が失われることがなかったのは100%間違いようのない事実です。

彼のいうようにそれによってさらに多くの人の命が救われたかどうかは確率的に数パーセントもないと思います。原爆が落ちていなくても早晩日本は降伏していたでしょう。もちろん確率の話ですから、実際にはどちらの被害が大きかったかは起きてみないとわかりませんが、アメリカ人の得意とする仮説(モデル)に基づく合理的な計算上は『原爆による犠牲者の方が多かった』というのが正しいのではないかと思います。

At the same time, General Tibbets expressed no regrets over his role in the launching of atomic warfare. “I viewed my mission as one to save lives,” he said. “I didn’t bomb Pearl Harbor. I didn’t start the war, but I was going to finish it.”(The New York Timesより引用)

これも彼のことばです。軍の命令は絶対でしょうから、100人いれば99人は彼と同じように作戦を実行したかもしれません。ただ仮に彼が命令を拒否したとしても投獄されるくらいで処刑されることはなかったでしょう。いや仮に殺されたとしても、それで数十万人の命を救えたかもしれません。もちろんその可能性は低いですが、ゼロではありません。

「自分が彼の立場にいたらどうしたか?」

難しい質問です。

しかし彼の死を機会に今一度、家庭や学校の教育現場で、こうした彼の発言や行動について検証することも意義があるのではないでしょうか?

もしかしたら、どこかでこれと同じ議論を遠い昔にしたことがあったような気もしますが、学校の先生方、道徳の教材や題材としていかがでしょう?

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中国医薬品原料の舞台裏

中国の業者が毒性のあるエチレングリコールをグリセリンと偽って輸出したために、それを原料として作られたかぜ薬によって、パナマを始めとして世界中で死亡者が出た事件について、以前ここでも取り上げましたが(参照記事)、その続報がThe New York Timesに載ってました。

特に目新しい情報はありませんが、どうして今回このような事件が起きたかについて考察しています。

5月のスクープ記事でも少しだけ触れられていましたが、なぜ中国政府はこうした偽モノを取り締まれなかったのでしょうか?

中国でも製薬会社は医薬品の出荷に関してFDAによる検査が法律で課せられていますが、化学製品会社にはこの法律は適用されないそうです。このため化学薬品製造会社が医薬品の原料を作って輸出する分にはFDAの検査は要らないわけです。

例えば、グリセリンも医薬品の原料になるものから、普通の工業用として使われるものまで色々とあるわけですから、一般の化学工場から出荷された場合、それが医薬品用の基準を満たしていない場合もあるわけです。

結局製薬会社から仕入れるよりも一般の化学工場から仕入れたほうが原価が安く上がるので、それを利用する人が多いのでしょう。

90年代半ばに起きたハイチの事件でもこうしたザル法への批判はあったようですが、結局そのまま放置され、今回も同じ事件が繰り返されたというのが真相のようです。

今回のNYTの記事は中国に批判的な論調ではなく、どちらかというと中国の政府に同情的で、今後の課題として問題をまとめた感じでした。

この辺は弱みを見つけたら徹底的に叩く日本的報道と違って(誰とはいいませんがNYTにもそういう記事書く人がいますけどね)、今後の取材でも中国側の協力を得やすい関係を作ろうとしているんだろうなぁと感じます。

もちろん被害者の救済も大切ですが、同じ過ちを繰り返さないためにも、感情論に走らず、徹底して事実や原因を追究し、そこから具体的な改善策を提案することも、報道に課せられた重要な使命だと思います。

あっぱれNYT!

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2007年10月30日

Savannah Film Festival

今年もサバンナでSCAD主催による映画祭がただいま開催されています。

SCADとは"Savannah College of Art and Design"「サバンナ芸術デザイン大学」のことを指します。1978年設立の新しい学校(私立)です。名前から分かるように当初はジョージア州サバンナにメインキャンパスがありましたが、現在はアトランタの新キャンパスがメインのようです(詳しくはわかりません、ごめんなさい)。ホームページをご覧になるとわかりますが、新しくて勢いのある学校のようです。

サバンナに行くと町中いたるところにSCADの校舎があります。以前ご紹介したサバンナ観光案内でも、SCADに関連した場所がありました。いまやサバンナとは切り離せない存在です。


この映画祭、期間は10月27日から11月3日までの1週間です。すでに始まっていますが、まだ間に合います。お近くにお住まいの方は、映画三昧の生活が送れますね。ちなみに27日にはマイケル・ダグラスも受賞のために来場したようです。

詳しくはSCADのホームページをご覧ください(タイトルをクリックするとそのサイトが開きます)。

SCADの学生による作品もあるみたいです。さすが芸大ですね。

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2007年10月18日

アメリカから国際電話

先月、Vonageについて記事にしましたが(参照記事)、そのVonageから新しいサービスが発表になりました。


国際電話のかけ放題プランです。 (Vonageのサイト


主要17カ国に対してかけ放題のプラン(Basic wolrd plan)が、基本料金プラス月6ドルで利用可能です。残念ながら日本はこの対象17カ国の中に入っていません。

日本を含めて利用したい場合は、世界60カ国かけ放題のプラン(Enhanced World Plan、月15ドル)かアジア17カ国かけ放題プラン(Call Asia Plan、月10ドル)を利用する必要があります。

しかし、中国がBasic World Planに含まれているのに、日本が含まれていないのは、最近の日本パッシングを象徴してるんですかねぇ?

ほかのキャリアでも同様のサービスはこれまでも提供されていたようなので、Vonageが新たにその分野に参入したと見れそうです。それにしてもアメリカでも電話サービスの競争は激化しています。

利用者にしてみれば有難いことですが、ここまでくるとあとは企業側の体力勝負になるのではないでしょうか?結局、Only oneになれなければ退場するしかないのかもしれません。

私が調べた限りでは、日本を含むプランだと、BroadVoiceの"Unlimited™ World Plus"が$24.95/monthで最安値でした。*基本料金込み、ただし他の手数料を含めた実際の支払額は$30.42~

Vonageは基本プランには上記の"Unlimited International Calling Plan"は追加できないようなので、結局トータルで$34.99/monthになります。

このほかComcastなどのケーブルテレビ会社やVerizonなどの固定電話会社でもIP電話サービスを提供していますが、やはり自前のネットワーク網を持たないIP電話専門会社の方が、通話料や基本料金が安いです。

かけ放題プランを使わずに通常の国際電話をする場合は、2年前に比べてコムキャストは通話料が安くなっていますが、バネジは逆に高くなっていました(NYH2調べ)。これを見るとIP電話会社の優位性はなくなりつつあるようですが、それでも場合によっては毎月数十ドル程度の差が出ますから、よほどのことがない限り国際電話はIP電話会社を使った方がお得だといえそうです。

通話料(日本~アメリカ)
Comcast $0.10/min (2005/08) -> $0.09/min (2007/10)
Vonage  $0.05/min (2005/08) -> $0.06/min (2007/10)

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2007年10月16日

飛行機事故

今年4月にここビューフォートで行われた航空ショーで、アメリカ海軍のブルーエンジェルスの1機が演技飛行中に墜落した事故がありましたが、どうやらアメリカでは今年は演技飛行中の事故が相次いで起きているようです。

地元のビューフォートガゼット新聞によると、今年になってエアショーでの飛行機事故による死亡者がすでに6名を数えたとのことです。ここ15年の平均年間死亡事故は2.8件だそうですから、すでに倍以上の犠牲者が出ていることになります。

先月もビューフォートのエアショーに出場していた超ベテランパイロットの方(74歳)がヴァージニアのエアショーの練習中に墜落して亡くなりました。その前にも7月にオハイオで行われた航空ショーで、ビューフォートのエアショーにも出場されていた方が亡くなっています。

目撃者の証言からは墜落の原因はいずれも操作ミス(もしくは操縦異常)によるものと考えられています。

(記事では4月のブルーエンジェルスの墜落原因は、旋回中に松の木に当たったと書かれていました。以前記事にしたときは墜落の原因は特定されていなかったのですが、どうやら最初に伝えられたとおり低空飛行時に松の木に接触したのかもしれません。原因が特定されて書かれている記事を見るのはこれが初めてでした。)

関係者一同、未然に防ぎようがないこれらの事故に頭を悩ませています。それにしても、9月に亡くなられた方はアメリカのエアショー業界でも誰もが認める超ベテランパイロットだったそうですが、74歳という年齢を考えると、今後は事故を防ぐためにもある程度年齢で線引きしてもいいのかもしれません。

いずれにせよ平均で毎年3名近く亡くなっているのに毎年続けて開催されているのですから、F-1やNASCARなどのモータースポーツと比べると、相当にリスクの高い競技といわざるを得ません。これからエアショーを見るときは、もっと敬意を払って見るようにしたいと思います。

ブルーエンジェルスの事故で検索して来られる方が多いので記事にしてみました。

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2007年10月13日

South BBQ

今日はバーベキューの話。

日本にいたときはアメリカに行ったら本場BBQを堪能するぞ!と思っていましたが、いざこちらで生活をしてみると、それほどBBQを食べる機会がありません。もちろん日本にいたときよりは、ホームパーティーなどでBBQをいただく機会は多いのですが、アメリカのおうちでするBBQって、ハンバーガーを焼いたり、ホットドック焼いたりするだけのグリル料理がほとんどだったりするので、バーベキューって感じがしないんですよね。

どうやら日本人の想像するBBQとアメリカ人の想像するBBQというのは、少々違うものなのではないかと最近は思っています。

日本では「BBQ=アウトドアでする焼肉」というイメージがあると思いますが、アメリカでは上記のような家庭でするBBQもそうですが、お店で食べるBBQもいわゆる焼肉とは違います。リブ料理かもしくは肉の塊を丸ごと焼いた(燻った)ものをほぐした料理を指すことが多いように感じます。

*上記は私の個人的な感想ですので、「いや、違うだろ」といったご意見もあるかと思います。よろしければ皆さまのご意見をお待ちしております。

そういう意味では、本格的なBBQを食べる機会にはなかなか恵まれませんでした。

ここではそんな私の数少ないBBQ体験をご紹介したいと思います。

アメリカに来て最初のBBQ体験は、フィラデルフィア郊外にあるリブ専門店『Rib Crib(リブ・クリブ)』でした。友人に教えてもらってたどり着いた場所は、スラムに近い黒人街にある小さなお店。店員もお客も黒人しか見かけず、当時はカルチャーショックに近いものを味わいました。



BBQといえば『豚』が定番のようです。ちょっと意外ですよね。なんとなくビーフってイメージが強かったのですが、BBQレストランといえばポークの方が多いようです。


店内にある煉瓦の釜。ここでグリルしたてのお肉をチョップして、特製のソースに絡めて包んでくれます。ここはテイクアウトのみ。


これがそのBBQ。要は日本でいうスペアリブでしょうか。めさうまです。ここ以外では味わえない独特のソースです。あまりの強烈さに一発でファンになりました。

BBQの良し悪しは、肉質や焼き方ももちろん関係しますが、ソースが重要なポイントになります。そのため人気のお店はどこも特製のソースが売りになってます。


お次はノースカロライナ州アッシュビルの『12Bones(トゥウェルブ・ボーンズ)』。こちらも地元民御用達のお店といった趣でしたが、それなりに観光客にも開かれた雰囲気がありました。ただ街中からは遠く外れた場所にあるので、あらかじめ下調べしておかないとたどり着けません。ここもなぜか一見治安が悪そうなところにあるんですよね。


周りは窓ガラスのないビルディングが立ち並ぶスラムっぽい場所。大通りに面しているので、別にクルマでいく場合は危険な感じはしません。


お店のカウンター。BBQはフル(リブ12本)かハーフ(リブ6本)、それに数種類のソースから好みのソースを、さらに2種類サイドメニューを指定して注文。ソースも5種類くらいある上に、サイドメニューもたくさんあって迷います。


こちらがBBQプレート。さきほど注文したものにコーンブレッドがつきます。バーベキューソースはエキストラでさらに好きな味付けも可能。飲み物は別注文。ハーフで10ドル。ここは肉が旨かったです。フルでもいけたかも。骨までしゃぶりつくすというのがぴったりなsticky fingersなお店でした。


お次は日本人のもつBBQのイメージとはかけ離れたサザンスタイルのBBQ。バーベキューはサウスカロライナが有名なのですが、私が初めてこのタイプのBBQをいただいたのはテキサスのダラス-フォートワース空港のフードコートでした。テキサスはビーフを使うようで、そのせいかソースもそれほどこだわりが感じられません。


ピンボケしてますが、フランチャイズ『Dickey's(ディッキーズ)』のファーストフード。こちらはテキサス発祥ですが、全国レベル(といっても南部中心ですが)で展開していますのでご存知の方も多いかも。カナダやイギリスにも支店があるようです。



バーガータイプのサンドウィッチで一つ5ドルくらい。ここも注文すると、その場でローストビーフの塊をスライスし、それをチョップしたあとソースを絡めてバンにはさんでくれます。トロトロのお肉でぺロッといただけます。

私はまだ行ったことがありませんが、お店にはリブのBBQもあるようですね。この手のチェーン店で他に有名なのが、『Sticky Fingers(スティッキー・フィンガーズ)』です。こちらはテネシー州メンフィス発祥なのですが、サウスカロライナ州にもチャールストンをはじめとして多くの支店があります。


最後にご紹介するのが地元にある『Pink Pig(ピンク・ピッグ)』。サウスカロライナ・ジョージアでBBQフリークたちがお勧めする5本の指に入るお店です。




サバンナから車で20分くらいの田舎町にある上、お店のホームページもないので、おそらく口コミで知られる知る人ぞ知るお店です。場所はこちら。サバンナやヒルトンヘッドまで遊びに来られたらぜひ訪ねてみてください。

ここのBBQもリブ料理ではなくて、炙った(燻した)肉の塊をほぐして、特性のタレをかけていただくタイプです。


美味しいそうでしょ?こちらのお肉はポーク。あっさりしたやわらかいお肉です。日本で言うと脂っこくないチャーシューのトロトロ系に近いかなぁ~、という感じ。


特製BBQソースは全4種類。サウスカロライナバーベキュー組合によれば、伝統的なバーベキューソースは Vinegar and Pepper、Mustard、Light Tomato、Heavy Tomato の全4種類だそうですが、ここのお店のは Apple系が1種類、マスタード系が2種類、トマト系が1種類でした。どれも美味しくて甲乙つけ難かったです。


ちなみにネットの掲示板で知ったのですが、アメリカ人はBBQのことを"Q"って言うんですね。最初はなんのこと言ってるんだかわかりませんでしたよ(ーー; 掲示板でBBQ命な方々のコメントを読んでると、日本のラーメン通の方々に通ずるものを感じました。食べ物に関しては万国共通なのだな、とまた感心した次第です。


今月はサウスカロライナでBBQのコンテストが開催されるんですね。

"Carolina Q Cup"
October 26-27, 2007Hendrix Farms, Lexington, SC

タイトル見て誤解されませんように。決してカロライナの巨乳コンテストとかではありませんので、お間違えなく(^^;

観客は無料でその作品を味見できるようです。チャールストンからそれほど遠くない場所ですから、職場の友人を誘って行ってみようかな。お近くの方はぜひ!


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2007年10月12日

ドラッグストアから乳幼児用の感冒薬が撤去される?!

今日の気になったニュース。(ソース記事はタイトルをクリックすると開きます)

CVSやWalgreenを始めとするドラッグストアの店頭から2歳未満の乳幼児に対するかぜ薬の一部が撤去されるとの報道がありました。

FDAの調査によると1969年から1996年までの間に、decongestant(鼻づまり緩和剤、咳止めなどの総称)に関連した死亡が54件、抗ヒスタミン薬に関連した死亡が69件報告されており、そのほとんどが2歳未満の乳幼児だったことからの措置らしいです。

以前からオーバードース(過剰投与)による副作用が問題になっていましたが、ここ数年で乳幼児(特に乳児)に対する市販薬の効果が疑問視されるようになったことも背景にあるみたいです。

もともとアメリカの市販薬は容量もさることながら、4~6時間おきに服用しなければならなかったりするものが多いので、日本の市販薬に比べると過剰投与になりやすいように思います。

自己責任の国といえども、こればかりは個人差もありますし、医師の監督の下で服用するのがベターということなんでしょうねぇ。

というわけで、これからは咳や鼻水がひどい風邪の場合は、とりあえず市販薬で様子を見るのではなく、病院にいかなければならないみたいですね。

ちなみにタイレノールなどの解熱剤はこの対象に入っていませんのでご心配なく。

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2007年10月10日

根拠なき熱狂

今日のお題は"irrational exuberance"。

日本語だとタイトルの通り「根拠なき熱狂」とか「理由なき熱狂」と訳されます。この言葉が世界中を駆け巡ったのが今からおよそ10年前の1996年、前FRB議長のグリーンスパン氏がときの株式市場に対して発したことばです。それから数年して、2001年にアメリカのITバブルははじけました。1990年の日本市場しかり、なんでも行き過ぎると必ずその反動が来るのが世の常です。

いま世界中が好景気に湧いています(日本も戦後最長の好景気と言われて久しいですが、所得の上がらなくなった現在、日本の庶民にその実感はないかもしれませんね)。それに伴いBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)を始めとする発展途上国への資本の流入はとどまるところを知りません。

日本の株式市場も2003年を底に回復してきたとはいえ、これら発展途上国の株価の上昇は日本の比ではありません。下のグラフを見ていただければ一目瞭然ですよね(出典はYahoo!)。上が過去5年、下が直近1年の推移で、ブラジル(赤)、インド(黄緑)、ロシア(橙)、中国(黒)、米国(薄橙)、日本(青)です。




特にここ1年(グラフ下)を見れば、中国の株式市場はヒートアップしています。中国の世界経済に占める大きさがクローズアップされるにつれ、アメリカでも中国の存在感は増すばかりです。もちろん中国株式市場の成長は外資によるものばかりではなく、中国自身の経済成長によって得た資本の増加によるところが大きいわけですが、さすがにその過熱感から"Irrational Exuberance"が囁かれています。


で、ようやく本題です


この「根拠なき熱狂」を中国語ではどのように表現するかご存知ですか?



『無理心中』

。。。じゃなかった(^^;

『無理熱心』(Wu Li Re Xin)

と書くそうです(ソースはこちら)。実はこれが書きたくて、記事にしたんです(^^ゞ(てへ)



このまま中国語でgoogleっても検索結果にはほとんど出てこないので、その真偽のほどはわからないのですが、直感的で面白いですね。

ソースのブログ記事では、新興国全体(主にアジア)と中国のETF(Exchangable Trade Fund, 上場投資信託)を比較してその説明がなされていました。

まあ、バブルははじけてみるまでわかりませんし、実際アメリカも日本もバブルだバブルだと騒がれてからはじけるまで1年以上はあったように思います。

中国に限らず新興国の成長は今後も続くでしょうし、いずれ調整が入るにしても、長い目で見れば新興市場への投資は魅力的ですね。

日本の低金利が続く限り、今後も日本の個人資産はこれらの国へと流入し続けるでしょう。参考までに各国の政策金利&その推移もオマケで載せておきますね(上は10月5日時点のもの、国名はguessしてくださいませ)。



これを見て「20%も利子がつくの?!」なんて思う方もいるかもしれませんが、そういう国のインフレはひどいもんですから、実際はマイナスだったりします。その辺はよく調べてみないとわかりませんけどね。

ポイントは一つ。

これらのグラフから10年後、といわずに3年後の世界経済を想像するとワクワクしてきませんか?「世界は一つ(大前氏のいうボーダレス)」というのが身をもって分かるこの頃です。

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2007年10月9日

ビューフォートという町

たまには地元ネタを。

ここビューフォートはアメリカ史においては非常に歴史のある町で、アメリカが独立する前、1711年に出来た、サウスカロライナ州ではチャールストンに次いで2番目に古い町です。それもそのはず、1562年にフランス人がアメリカ大陸で一番最初にコロニーを作った場所が、ここビューフォートにあるパリスアイランドだそうです。またスコットランド人が最初に開拓した場所もここビューフォートにあります。
*ちなみに アメリカ本土で一番古い都市セントオーガスチンが出来たのが1565年です。
*パリスアイランドは今ではアメリカ海軍の基地として使用されており、残念ながら普段は一般の人は入れません。

アメリカ人にもあまり知られていませんが、実は現在は州都コロンビアにあるサウスカロライナ州立大学も最初はここビューフォートにありました。 *当時の校舎が今ではビューフォート校北キャンパスとして使われています。

このあたり一帯は奴隷貿易で栄えた場所でもあり、黒人(アフリカンアメリカン)最初の学校もここビューフォートにあります。

そんな歴史ある場所も、南北戦争で南軍が敗れたため、今では当時の繁栄が嘘のように小さな街並みが残っているのみですが、幸か不幸かそのおかげで、今でも当時と同じようにマーシュ(草の生い茂る干潟)と河、海に囲まれた美しい自然が広がっており、こうした独特の地形が生み出す美しい景色は映画のスクリーンでもよく使われています。それ由ビューフォートという地名を知らない人でも、ここビューフォートの景色を見たことがある人は結構いるはずです。

Wikipediaによれば、ビューフォートが舞台となった映画として、

などが挙げられています。

中でも日本人に一番有名なのが『フォレスト・ガンプ』でしょうか。あのフォレストがエビ漁をしている場所が、ここビューフォートです。まあ、だいぶ昔の映画ですので、思い出せない方もいることでしょう。でも写真を見ていただくと、なんとなくイメージが湧いてくるのではないでしょうか?




先日、その映画の撮影現場の近くにあるお店へ、ビューフォート名物料理のシュリンプバーガーを食べに行ってきました。

Shrimp Shackmap

1925 Sea Island Pkwy, St Helena Island, SC 29920

日曜定休。

話によると、ここであのトム・ハンクスもシュリンプ・バーガーを食べたそうです。


ここはビューフォートの市街地からクルマで20分ほどの町外れにポツンと建っているファーストフード形式のお店なのですが、観光客から地元民にいたるまで知る人ぞ知る人気のお店です。

メニューはシュリンプバーガーのほか、各種フライ盛などがありました。シュリンプバーガーはレギュラーサイズ($6)とスペシャルサイズ($7)があるのですが、せっかくなのでスペシャルを頼んでみてください。サイズが随分と違うので、お得感が高いと思います。

周りはサクッと軽く、中身はモッチリした生地にエビ特有のプリプリ感のある独特の食感でした。味は薄めですので、お好みでケチャップやマヨを足していただきます。


お隣ジョージア州のサバンナにフォレストがバスを待つ公園があることは有名な話ですが、ビューフォートがエビ漁の舞台になったことは日本ではあまり知られていないと思います。サバンナからチャールストンをハシゴする予定がある方は、興味があればビューフォートにも寄ってみてくださいね。

トリビア的ではありますが、こちらのサイトもご参考にどうぞ。

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2007年10月4日

未来のクルマ?



タイトルの通り、今日はクルマネタ。

写真は2~3日前に予約が開始された「Aptera」というアメリカ版電気自動車。日本でも話題になってますでしょうか? (タイトルをクリックするとメーカーのサイトが開きます。音が出ますので注意!)

電気自動車といえば、その歴史はハイブリッド車よりもずっとずっと古いのですが、日本では普段の生活ではなかなか見かけませんよね。アメリカだと自動車というには抵抗がありますが、カート(いわゆるゴルフカート)はかなり充電式が普及しています。郊外のデベロップメントやアパートなんかには必ずおいてあります。歩行者の多い住宅地や町内の移動などには、手軽で経済的で便利なんでしょうね。

この辺はゴルフ場も多いせいかカートの需要が高いのか、町内だけでもYAMAHAの代理店が2軒もあります。YAMAHA侮れません。

と、話がそれたところで、本題に戻りまして、





「Aptera」(ギリシア語で"羽なし"の意)ですが、写真で見る限り、なかなかオサレなクルマです。予定では、オールエレクトロクスとハイブリッドの2タイプ。

これまでの電気自動車の最大の欠点はフル充電でも航続可能距離が短いこと。それゆえタウンコミューターとしてしか使い道がありませんでした。「Aptera」もフル充電で最高120マイル(約200km)ですが、これならまあ通勤程度であれば日常の足としても使えそうです。ハイブリッドに至っては小型ディーゼルとの組み合わせで、リッター120km以上走るそうです。

その理由は、軽量かつ空気抵抗の少ない3輪車だから。

馬力は推定25馬力(19kw、未だにこの表記には慣れない)しかありませんが、最高速は95mph(約150km/h)ですから必要十分です。

空気抵抗はCd値0.11と驚異的な数字を叩き出しています。プリウスやインサイトが0.26とか0.25というレベルですから、これはもう3輪車にしか出来ない荒業でしょう。

車重400kg未満で、どのように安全衝突性能を確保するのか分かりませんが、ウェブサイトによればフロントの緩衝材やシート構造、サイドインパクトバーなどによって安全が確保されているそうです。まあ、普通に考えれば、これは普通自動車ではなく、モーターサイクル(2輪など)のカテゴリーに入りそうです。

アメリカ人の中には「今から自動2輪の免許とらなきゃな!」とか言っている人もいるとかいないとか。

電気自動車や燃料電池車をはじめ、次世代のクルマの話題はつきませんが、日本みたいな狭い国土の国は商用車なんかは電気自動車にした方がトータルのコストは安上がりのような気がするんですけど、どうなんでしょ?

日本にいたとき真面目にチョロQを買うかどうか悩んだ自分には、$30,000以下というプライスの「Aptera」はかなり魅力的なクルマに映るのでした。

お金のある人は、こちらもどうぞ。http://www.teslamotors.com/


こんな場面がフラッシュで出てくるあたり、ターゲットは裕福なご年配の方なんでしょうかね?一番上の写真は確かプリウスにもこんな感じのイメージ写真があったような気がします。

(写真は全て Aptera Motors, Inc. のサイトから転載させていただきました)

"Aptera" Google ヒット数 787,000(Eng), 28,200(Jp)

(10/09/2007追記)
自動車評論家の舘内氏のコラムにEV(電気自動車)の記事が掲載されていました。日本では新世代のEVがすでに実用一歩手前のようですね。個人的にはバッテリーの信頼性の問題がクリアできれば、ガソリン高騰を背景に今後EVが急速に拡大する可能性を秘めているように感じます。中国などの大気汚染が深刻な問題になる地域では、多少信頼性が低くても政策として安価なEVを推進する可能性もあるように思えます。数年前に大手家電メーカーと自動車メーカーで組んで「Will」などの企画車を作ったことがありましたが、今後はF-1以外でこの分野でTOYOTA&Panasonicのコラボが見られるかもしれませんね。ちょっと楽しみです。


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2007年9月29日

携帯ローミングサービスの薦め


携帯電話での国際通話料金の節約術についてのNew York Timesの記事。(タイトルをクリックすると記事が開きます)

いまや生活の一部になってしまった携帯電話。ほんの10年前までは携帯電話を持っているほうが珍しかったなんて考えられないくらいにまで世界中で普及しました。便利になった反面、通信費の負担も増えました。通話料は年々安くなってきているとはいえ、国際通話に関してはまだまだ高いのが実情です。

日本では確かボーダフォン(現ソフトバンクモバイル)が最初に海外ローミングサービスを始めたように思いますが、おそらく今はすべてのキャリアで海外でも利用可能な端末が発売されているのはないでしょうか?

しかし現実問題として、海外での利用を含めて国際電話をプライベートで頻繁に利用する場合、その通話料金はふところを悩ませる問題です。これは日本に限った問題ではなく、アメリカ人にとっても同じです。

記事にもあるようにバハマから本国へ20分間通話すると、その通話料は$60もかかります(T-Mobile)。電話好きのアメリカ人ならずとも、おいそれと使うわけにはいきません。

そこで今回紹介されているのが、Cubic という会社の MaxRoam (マックスローム)という新手のサービス。専用の端末(写真、$140)を利用することによって、通話料を最大90%節約できます。またお使いの端末がSIMロックされていないことが条件となりますが、専用のSIM($40)を使うことでも同様のサービスを受けられます。

からくりは至極簡単。MaxRoam を利用することで、ネット回線を経由した通話が可能になるためです。そのためには、国ごとに専用の電話番号を取得する必要があるのですが、固定費(ランニングコスト)は全て無料です。さらに専用の端末を使う場合は、毎月$42でWiFi通話サービスも受けられるようになります。

T-MobileのWiFi通話と違って、WiFi通話と普通の通話サービスをシームレスで切り替えることはできない(つまりWiFi圏外になると一旦通話が切れてしまう)ようですが、それでも海外での利用頻度の高い人には一見便利なサービスに思えます。

問題点として、ダイアルする際に国番号が必要なこと、通話開始時に「おつなぎします」といったメッセージが流れること(余計な時間が通話ごとに25秒ほどかかるみたい)、音声に1~2秒の遅延が発生すること、また新ビジネスにありがちなサポートをはじめとしたサービスに問題があること、などが挙げられていますが、それらの欠点を考慮しても利用価値はありそうです。

日本では海外で携帯を利用する頻度が高い場合、海外端末(SIMロックされていない端末)を手に入れてさらに各国用のSIMを購入して入れ替えて使っている方も多いと思いますが、今後はこういったサービスを利用するのも一つの節約術になりそうですね。

これはアイルランド発のサービスだそうですが、すでに日本を含む世界160ヶ国での利用が可能です。個人的にはHTCの端末を購入して、MaxRoam のSIMを使うなんていうのが、クールに思いますけど、皆さんはどうですか?(iPhone が SIM unlock できればそっちのほうがスマートかも、いや Google phone に期待か?とか、ギークな皆さんにとって今後も話題はつきませんね)

ちなみにGoogleで"MaxRoam"で検索かけたら、英語で70,500件、日本語だとわずか14件しかありませんでした。Yahoo! JAPANの日本語検索に至っては、たったの2件でした。まだマイナーなネタみたいなのでここで取り上げてみました。